【J1:第14節 横浜FM vs 千葉】

6月9日(土) 2007 J1リーグ戦 第14節
横浜FM 1 – 0 千葉 (19:03/日産ス/23,028人)
得点者:’68 吉田孝行(横浜FM)

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ここ3~4年の中で1番強くなかった横浜FMだった。中盤をフィジカルで圧倒され、スピードのある坂田や清水に翻弄され、中澤を中心とする最終ラインにはことごとくボールを跳ね返される、そんな横浜の特長がひとまわりスケールが小さく感じたが、それにもましてジェフは展開するサッカーのスケールが小さい。

相手チームのオフサイド判定やバーを2度叩いたシュートなど、運に助けられた部分はあったものの、中島、下村からの展開の判断が遅すぎ、早く・有効な攻撃が全く仕掛けられず、結果ボールを奪われそのままカウンターを食らう、いつもの悪循環が続いた。失点シーンも上げられてはいけないところで水本が小宮山にクロスを上げられ、ボールウォッチャーになっていた山岸は吉田を見失ってしまっていた。

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吉田が退場してからは、完全に守りに入ってしまった横浜FMをパスで崩そうとするが、まったく前にボールを運ぶ意識が感じられず、ただただ時間を失っていくばかりだった。その上、水野のシュートを弾いて得たはずのコーナーキックを相手のゴールキックに、黒部のゴールをオフサイドにと誤審が続き、後味の悪い幕切れとなった。(スタジアムの照明が暗すぎるから審判は見えないのではないだろうか?)
マリノスとの試合はやっぱり苦々しい気持ちにさせられる。

【J1:第13節】千葉 vs G大阪

5月26日(土) 2007 J1リーグ戦 第13節
千葉 1 – 2 G大阪 (19:04/フクアリ/14,405人)
得点者:’22 新居辰基(千葉)、’67 明神智和(G大阪)、’89 遠藤保仁(G大阪)

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ピッチの芝のにおいが心地よかった。

西野監督にやられた。以上。
前半の失点の多さから、ゲンを担いでかエンドを変えてのキックオフ。ボールを持って攻めてくる相手だけあって、ポゼッション時のグダグダ感はなく、また各選手が大きい展開、早い判断を意識してか試合にはいい形で入ることができた。特に前半は、昇平が高い打点でのヘディングでほぼバレーに競り勝ち、水本がマグノアウベスを自由にさせないことで、2トップを押さえ込むことができた。シジクレイのパフォーマンスの低さも手伝ってか巻もポストとしての基点となる動きを存分に果たし、特にこれまで見たこともないようなロングパスが見事に決まり、22分には新居のリーグ初ゴールを生み出すポストプレイを見せた。

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そして残念な後半、家長、播戸を入れ徐々にG大阪の動きが活性化し、特にジェフの弱みである水野のサイドを安田を使って再三脅かし、遂には67分には明神の同点ゴールへと結び付けられた。
前半の巻のケガや連戦の疲れもあってか新居は前半から息があがっていて、この2人の交代はいたしかたないものと考えるが、失点の前に水野に代えてジョルレビッチを入れるという采配ができなかったのか、それがかなり悔やまれる。坂本がいれば文句なしに代えていただろうが、サイドの層の薄さを痛恨した失点だった。
逆転のゴールについては遠藤が巧かった。それで十分だろう。

残念だけど監督采配の差での負けは降格圏にあっては無視できない点。

【J1:第12節】千葉 vs 広島

5月19日(土) 2007 J1リーグ戦 第12節
千葉 1 – 3 広島 (16:00/フクアリ/10,983人)
得点者:’6 ウェズレイ(広島)、’23 ウェズレイ(広島)、’36 ウェズレイ(広島)、’66 水野晃樹(千葉)

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後半途中からスコールの様に振り出した雨は、「すべてを洗い流して欲しい」私にそう思わせた。羽生選手は大丈夫だろうか、心配だ。勇人がケガをしてしまった。後半もっとも活躍した選手はゴールポストだろう(苦笑)。

サッカーマガジンで武智さんが言うように僕らは「6番」の残像を追い求めているんだと思う。それでフラストレーションが必要以上に溜まってしまっている気がする。ただやはりあそこの部分でジェフの持ち味だったカウンターの流れが途切れてしまっている。今年はチームを再構築する年なんだと思いつつも、やはり行く末がちょっと不安になってしまう。

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ちょっとまとめる気力がないので今日は箇条書きで。

  • ボールを足元にもらってから次にパスを出す相手を探すサッカー・・・ジェフってそんなサッカーでしたっけ?プレーの先をイメージしてボールを受けていない
  • 守備の面でも判断が遅い。というより選手間の声の掛け合いが小さい。試合中ずっと坂本の姿を思い出していました。
  • やはり相手に先制点を悪い形で取られること。その結果必要以上に自分たちを追い詰める結果に繋がっている。
  • なんとか状況を変えようと奮闘していることや実際に動いていることは分かるんだけど、チームとして闘えていないので結果に結びつかない。ムダ走りが本当にムダになっている。視野が異常に狭いのも気になる。
  • 選手間で仲間を信用できていないのか、パスのタイミングが完全に2、3手遅れる。だから相手の裏を付けない。相手の虚をつくこと。ジェフのサッカーは武士道ではない、パルチザンのゲリラだってことを忘れないように。
  • やはりケガの選手は無理をしてはいけない。ケガを直すのも仕事だと思う。

とにかく、チームの意識がピッチの上でバラバラなのは見ていて本当につらい。アリバイ作りのオシムサッカーではなく、まずはサッカーの基礎の基礎そこを思い出してもう一度プレーしてほしい。
まあ結果はどうであれ、阿部・坂本・ハース・ストやんのいない試合で、形になる試合ができると思えるほど選手達は成長しているのは事実だし。

【J1:第11節】F東京 vs 千葉

5月12日(土) 2007 J1リーグ戦 第11節
F東京 4 – 1 千葉 (19:04/味スタ/21,821人)
得点者:’26 ルーカス(F東京)、’45 ワンチョペ(F東京)、’48 リチェーリ(F東京)、’58 オウンゴ-ル(F東京)、’68 佐藤勇人(千葉)

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初物と連敗中の相手には滅法弱いジェフの性格が出てしまった。試合内容としては、「デビルマンマッチデー」以上の最悪の内容。

まあ、サポーターでも分かっているジェフの一番悪い点を研究されて出た結果なだけに、当然と言えば当然の内容。中島がコメントしているように、「相手がミスにつけこんでくるのはわかっていた。中盤でボールを奪われてしまった。相手のプレッシャーはたしかにあったが、こちらの動きだしが遅かった。逆サイドへの展開ができず、狭いスペースでプレーしていた。」ということに尽きると思う。
1点目も自分たちのスローインからこの理由でパスカットされてからの失点、2、3点目は同じことを繰り返しての自滅、4点目も失点のきっかけをつくったのは同じ理由から。

特に右サイドでボールを持った時に、左サイドの楽山が完全にフリーになっているのに、ぜんぜんサイドチェンジを出す気配すら感じない。特定の選手に対して信頼がおけないからパスが出ないのかわからないけど、あそこまで露骨に右サイドからしか組み立てようとしないと、相手もかなり楽になる。水野に2人付いているということは、誰かがフリーになっている、ということを意味するわけで、これはオシムサッカーの根源であると思うのですが、いろいろと不可解です。

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不思議なのは、ボールを持って(というか持たされて)いる状態で、どうしてリスクを冒さず、他の選手にリスクを押し付ける、自分で結果を背負い込む大人のプレーができないのか、ということ。もう今のジェフは守る側の立場では完全にないし、「大人のプレーができない」ということはイビチャ・オシム監督に口をすっぱくして言われ続けてきたこと。

次の広島戦は勝ち星を落としてもいいから、自分たちの足元を見つめなおしたプレーを期待したい。

【J1:第10節】千葉 vs 柏

5月6日(日) 2007 J1リーグ戦 第10節
千葉 1 – 1 柏 (19:03/フクアリ/11,969人)
得点者:’50 谷澤達也(柏)、’71 山岸智(千葉)

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キャプテン勇人の試合後のインタビューが全てを物語っています。

「引き分けで終わって勝ちきれないところが、今のうちのチームの弱さかなと思う。勝点を1ずつ取っていっても、上位には行けない。最後の部分(ラストパスとシュート)のクオリティを上げることが課題だと思う。柏は前からプレスをかけてきてカウンター攻撃を仕掛けてくるけど、そのプレスを嫌がってロングボールを蹴ってばかりいたら、柏の思うとおりになってしまう。だから、GKからパスをしっかりつなぐことを意識してやっていたけれど、失点の場面はつないでいってサイドのところでボールを相手に奪われてからだった。つないで攻めるプレーと、もっとシンプルに攻めるプレーを使い分けていくようにしないといけない」

特に昇平は守備面では頑張ってましたけどビルドアップ面では課題が残る結果となってしまいました。次に期待したいです。

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柏は試合開始直後から勇人が言うように李忠成を中心に高い位置から非常にアグレッシブにプレスをかけてきました。石崎監督は李忠成たちがボールをキープできていないとコメントしていましたが、前を向いてボールをキープしている場面も多く見られ非常に好感が持てました。

それにしても今日も審判のジャッジが安定しなくて厳しい思いをしました。完璧である必要はないんだけど、納得できるジャッジをお願いしたいです。客として。

J1:第9節 浦和 vs 千葉

5月3日(木) 2007 J1リーグ戦 第9節
浦和 1 – 1 千葉 (14:04/埼玉/57,440人)
得点者:’27 ワシントン(浦和)、’49 水本裕貴(千葉)

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結果論だが退場者が出なければ千葉は大敗していただろう。
前半の失点シーンも水野の中途半端なポジショニングと鈴木啓太にボールが渡った後の同じく中途半端なプレスが失点の原因であり、それは失うべくして失った失点であった。この傾向は水野1人に限定した話ではなく、この前半25分までは千葉のプレスが効きボールも人も良く動けていたが、25分を過ぎたあたりで巻がケガの影響か動きがニブくなりプレスが効かなくなり、全体的に浦和の選手を捕まえられなくなった矢先の失点だっただけに、先に述べたように大敗の可能性は大いにあったように思う。

やはり、ストヤノフ、ジョルレビッチの不在は痛く、不幸な退場によりピッチから去った斎藤はワシントンに再三振り切られるシーンが見られ、永井に水本が、ポンテに下村が付く形になっていたが、永井はともかくポンテに自由にボールを持たれたことによって、斎藤の退場がなくともゲームの主導権は握られ続けた可能性が高かったように思う。

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しかし、10人になったところでジェフの選手のやるべきことが絞られ集中力が高まったことで、相手のミスや運に助けられた面も多大にあったが、前半の最後の丁寧に蹴ったボールを相手に止められた失敗を振り払うような魂のゴール(その後のジェフサポへのアピール。ありゃうれしかったよ。)を経て、結果として相手を無失点に抑え勝ち点1を奪い取ることができたと思う。

前半25分までのジェフのサッカーは最高にたのしかったし、あのサッカーを浦和相手に披露できたのは何よりもうれしかった。何より胸を張って家路に着くことができた。こうなると次の千葉ダービーが何より大切になるだろう。
それにしても生卵投げつけられるとは穏やかではないですね。

そういえば相手の22番はあんな役割で満足なんだろうか。

J1:第7節 千葉 vs 大宮

4月21日(土) 2007 J1リーグ戦 第7節
千葉 1 – 0 大宮 (16:03/フクアリ/9,481人)
得点者:’59 工藤浩平(千葉)

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この試合はやはり工藤について触れておかなければならないだろう。
多くのジェフサポがそう考えるように、工藤はジェフの中でも最もテクニックのある選手。トリッキーなドリブルで相手を嘲笑うようにかわしていくが、得点などの決定的な仕事には絡めない、ここ数年の工藤にはそんなイメージが付きまとっていた様に思う。特に昨年は林の抜けた穴を埋めるべくチームやサポーターから大きな期待を受けたが結果を残せずにいた。

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ところが今年は、新加入の新居や黒部がチームに溶け込むのに苦労している中、完全に「オレのチーム」という態度でピッチ上を自由に駆け巡っている。
以前から得意とするドリブルや結果が付いてきているオフェンス面に加え、水野並に守備が期待できない姿は何処へやら、守備面でもフィジカルの不利を感じさせないハードチェックで相手ボールをかっさらっていく姿がたのもしい。

それにしても前日の23時にシリアから帰国したばかりなのに、フル出場し見事勝利に貢献した水本、水野にはかなり感動した。いずれにせよ、この試合に負けなくて本当に良かったと思う。

J1:第8節 川崎F vs 千葉

4月29日(日) 2007 J1リーグ戦 第8節
川崎F 1 – 1 千葉 (15:05/等々力/21,804人)
得点者:’66 鄭大世(川崎F)、’81 水野晃樹(千葉)

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去年の開始1分の失点の反省を踏まえてか、非常に慎重にゲームに入れたと思う。鄭大世に斎藤、ジュニーニョに水本がしっかりとマークを付くことで、特にジュニーニョに危険なプレーをさせなかった。
また、中盤もフィジカルで勝る相手に対して粘り強くボールの出所と受け手を押さえて、ガチガチな形でゲームが進んでいった。そんな中でもストヤノフから山岸に対してのボールが効果的に通り何度かチャンスが生まれるものの決定機を決めることができず、そのまま後半へ入っていった。

後半に入っていくと、前半でケガをした巻(足を引きずるほどのケガをしていたにも関わらず、それを隠し交代まで懸命にプレー)が徐々にそのケガに耐えられなくなり、また中盤の選手の体力が落ちていくことで相手に主導権を握られ(手を使ったラフプレーを流す審判の笛のクセも何か向こうを後押ししていた)、先制点を鄭大世に奪われてしまう。

その後、中島、青木、朴が入り、朴のナイスラン(走らせたほうも走らせた方だけど)から生まれたフリーキックのチャンスを水野が巧く蹴りこみ同点。
交代枠を使い切った後にストヤノフが担架でピッチを後にして、残り5分を何とか10人でしのぎ切って、勝ち点1を持ち帰ることができた。

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岡本には申し訳ないが、やはり立石が安定することで、チーム全体が浮き足立つことがなくなり、今日のような「大人の様な」ゲームを見せることができたと思う。ただ、巻、ストヤノフ、そしてゲーム前にケガをしてしまったジョルレビッチのケガの具合が、このGW連戦中に起ってしまったことが非常に残念。ただこれを機に、新居、黒部、池田、結城には奮起してもらいたいところ。

それにしてもフロンターレの公式サイトはすばらしい。これだけは本当にうらやましい。

J1:第8節 横浜FC vs 清水

4月28日(土) 2007 J1リーグ戦 第8節
横浜FC 1 – 1 清水 (13:03/日産ス/15,008人)
得点者:’28 フェルナンジーニョ(清水)、’75 オウンゴ-ル(横浜FC)

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監督の長谷川健太は選手をかばうコメントをしていたが、清水にとっては完全に「勝ち点2を失う試合」になった。

序盤から完全にアウェイの清水ペースは、フェルナンジーニョを中心に動きの質・量で横浜FCを圧倒し完全に主導権を握り、そのフェルナンジーニョの巧みなかわしからのシュートで遅すぎる先制点を奪った。その後も清水ペースで試合は進んだが、結果は1対1のドローに終わった。

フェルナンジーニョが目立った他は、藤本淳吾のキレも悪く、チョ チェジンをはじめとする何人かの選手の横浜FCに対する敬意が欠けたプレーをしていたように思う。枝村や矢島といった選手のジェフの試合でやたら活躍する選手の不在が痛かったのか。いずれにせよ清水はジェフと対戦した頃にくらべさほどチームの完成度は高まっていないように見えた。

で、横浜FC。やはり先発はベストな布陣にしなければならないと思った。明らかに滝澤・難波を投入した後からチームに勢いが出たことや、現在のチーム状況を考えると、キックオフ直後から全力で闘うサッカーを展開しなければならないと思う。
特に、残酷な話ではあるがこの日がメモリアルマッチとなった山口に代わる選手を早急に見つけなければならないだろう。

横浜FCのサッカーを見ると、普段どれだけジェフの選手が、前線で絶え間なく走り続くことで動きを生み出し、チャンスの時には一気に後方から駆け上がっていっているのかを認識させられた。羽生とかホントえらい。

【J1:第5節】千葉 vs 横浜FC

4月8日(日) 2007 J1リーグ戦 第5節
千葉 4 – 0 横浜FC (16:03/フクアリ/15,584人)
得点者:’27 水野晃樹(千葉)、’65 巻誠一郎(千葉)、’70 羽生直剛(千葉)、’73 山岸智(千葉)

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ようやく今期リーグ戦初勝利。4-0の大勝ということよりも勝ち星を取りこぼさなかったことを評価したい。やっぱり相手のチーム状態というかサッカーのクォリティが「?」な感じだったので手放しではよろこべないものの、ようやくリーグ初勝利ということもあり、こころなしか試合終了の笛を聞いてから気分が軽い。

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相手が完全にカウンター狙い(特にゴールキックから)で、まったくプレス掛けてこないため前半から完全にボールを支配していた反面、ボールが回せる割に決定的なシーンがさほど演出できていない点や、相変わらずボールを持たされている局面が目立ち、水野の今期2ゴール目となる先制点を取った後も、ずっと悪い予感が続いていた。
後半に入ってからも前半同様ジェフがボールを支配する展開になったが、前半に比べ横浜FCの攻撃に意識が多少高まり組織的な守備にほころびが見えてきた為、ジェフにとってはさらにスペースを有効に使って攻め立てることができた。

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今日の試合は、メディアでは先制点や山岸へのアシストを記録した水野の評価が高かったが、羽生の効果的な動き、特にスペースに抜け出した後のボールコントロール、ドリブルで相手をかわす動き、そしてシュートに対する意識は素晴らしく、私にとっては羽生こそがMOMだった。
また、チームとして完全にフィットした工藤の相手の裏を取るプレーは、相手ディフェンスを完全に混乱に陥れていた。卓越したテクニックを持ち合わせていることはみんなが理解していたものの、これだけ組織的に機能できると何とも恐ろしい選手に育ったものだと感慨もひとしおだった(こういうプレーを見たのはまだ1試合だけだけど)。
あと、勇人のチームを何とかしようとするキャプテンシーには心打たれ、相手を追い詰めるプレーは相手の余裕を効果的に奪っていた(あのロングシュートは決まっていて欲しかった)。この3人の組合せがこれだけ機能するってすごいことだと思う。

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下村も正確なロングフィードやサイドの選手を追い越す動きを「ジェフの選手として」プレーすることができ、ちばぎんの頃を思うと素晴らしいスピードでチームにフィットしてきている。水本はジウマール・シウバに仕事をさせず無失点に抑えた最大の貢献者となった。
そして巻。ちょっとオウンゴールに見えた久々のJリーグのゴールは本当に感動した。羽生の得点も後半のあの時間帯での巻ならでわのチェイシングの賜物だし、山岸のゴールでもキッチリと潰れ役を演じていた。やっぱり巻はいいわ。

「オマエら、サッカーたのしいだろ!」ボクは選手に向かってこの言葉を叫びたかった。そういう試合。