【J1:第5節】千葉 vs 横浜FC

4月8日(日) 2007 J1リーグ戦 第5節
千葉 4 – 0 横浜FC (16:03/フクアリ/15,584人)
得点者:’27 水野晃樹(千葉)、’65 巻誠一郎(千葉)、’70 羽生直剛(千葉)、’73 山岸智(千葉)

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ようやく今期リーグ戦初勝利。4-0の大勝ということよりも勝ち星を取りこぼさなかったことを評価したい。やっぱり相手のチーム状態というかサッカーのクォリティが「?」な感じだったので手放しではよろこべないものの、ようやくリーグ初勝利ということもあり、こころなしか試合終了の笛を聞いてから気分が軽い。

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相手が完全にカウンター狙い(特にゴールキックから)で、まったくプレス掛けてこないため前半から完全にボールを支配していた反面、ボールが回せる割に決定的なシーンがさほど演出できていない点や、相変わらずボールを持たされている局面が目立ち、水野の今期2ゴール目となる先制点を取った後も、ずっと悪い予感が続いていた。
後半に入ってからも前半同様ジェフがボールを支配する展開になったが、前半に比べ横浜FCの攻撃に意識が多少高まり組織的な守備にほころびが見えてきた為、ジェフにとってはさらにスペースを有効に使って攻め立てることができた。

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今日の試合は、メディアでは先制点や山岸へのアシストを記録した水野の評価が高かったが、羽生の効果的な動き、特にスペースに抜け出した後のボールコントロール、ドリブルで相手をかわす動き、そしてシュートに対する意識は素晴らしく、私にとっては羽生こそがMOMだった。
また、チームとして完全にフィットした工藤の相手の裏を取るプレーは、相手ディフェンスを完全に混乱に陥れていた。卓越したテクニックを持ち合わせていることはみんなが理解していたものの、これだけ組織的に機能できると何とも恐ろしい選手に育ったものだと感慨もひとしおだった(こういうプレーを見たのはまだ1試合だけだけど)。
あと、勇人のチームを何とかしようとするキャプテンシーには心打たれ、相手を追い詰めるプレーは相手の余裕を効果的に奪っていた(あのロングシュートは決まっていて欲しかった)。この3人の組合せがこれだけ機能するってすごいことだと思う。

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下村も正確なロングフィードやサイドの選手を追い越す動きを「ジェフの選手として」プレーすることができ、ちばぎんの頃を思うと素晴らしいスピードでチームにフィットしてきている。水本はジウマール・シウバに仕事をさせず無失点に抑えた最大の貢献者となった。
そして巻。ちょっとオウンゴールに見えた久々のJリーグのゴールは本当に感動した。羽生の得点も後半のあの時間帯での巻ならでわのチェイシングの賜物だし、山岸のゴールでもキッチリと潰れ役を演じていた。やっぱり巻はいいわ。

「オマエら、サッカーたのしいだろ!」ボクは選手に向かってこの言葉を叫びたかった。そういう試合。

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