【J1:第30節】大宮 vs 千葉

10月26日(日) 2008 J1リーグ戦 第30節
大宮 2 – 1 千葉 (16:00/NACK/14,001人)
得点者:19′ 谷澤達也(千葉)、35′ 小林大悟(大宮)、47′ 藤本主税(大宮)

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かつて私たちがそうであったように、例えば、ホームでの京都、大分戦がそうであったように、
大宮も選手もサポーターも一丸となって勝ちたいという気持ちを現実のものとした。

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【J1:第29節】千葉 vs 新潟

10月18日(土) 2008 J1リーグ戦 第29節
千葉 0 – 0 新潟 (16:03/フクアリ/16,407人)

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また、「残留」の2文字のプレッシャーに負けてしまった。勝ち点1を得ただけでも幸運だったと言う他ない。セットプレーの場面をはじめとして、意思統一と前への意識への希薄さが連勝中のそれとは違っていた。

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【J1:第28節】千葉 vs 浦和

10月5日(日) 2008 J1リーグ戦 第28節
千葉 3 – 2 浦和 (14:05/フクアリ/16,718人)
得点者:0′ 深井正樹(千葉)、8′ 田中マルクス闘莉王(浦和)、57′ 深井正樹(千葉)、66′ ミシェウ(千葉)、86′ エジミウソン(浦和)

あの日、3人目の交代選手がピッチに送り出されたというのに、坂本はベンチから出て1人淡々とアップを続けた。この試合に出場することはもう絶対にない。だが彼はアップを止めなかった。その姿はまるでサポーターに対する懺悔の様に思えた。その目には涙さえ浮かべていた。

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【J1:第27節】京都 vs 千葉

9月27日(土)J1 第27節 京都 vs 千葉
得点者: 67’工藤浩平(千葉)

思えば前回の京都との対戦日、ミラーは日本に到着するなり成田からフクアリに直行し、カラフルな傘をさして私の目の前に現れた。それから4ヶ月、この動画で連呼される「救世主」にミラー監督は文字通りなろうとしている。

決勝点を上げた工藤の成長は目覚しい。あのトリッキーなドリブルで仕掛けることしかできなかった「あの工藤」が、リーグトップクラスの守備、プレスにボールカットを見せてくれる。

上の動画のフルバージョンのこちらで見られる清水氏が最後に読み上げる「ためらうな、全てを変えろ、残るなら」という言葉は、自分たちサポーターにこそ当てはまるものだったのかと今となっては非常に重い言葉として胸に響く。

【J1:第26節】千葉 vs 名古屋

9月23日(火) 2008 J1リーグ戦 第26節
千葉 2 – 1 名古屋 (19:04/フクアリ/15,266人)
得点者:39′ 小川佳純(名古屋)、47′ 谷澤達也(千葉)、48′ 深井正樹(千葉)

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「最後にもう一度言いますが。自分たちは降格の危機にある。」

いま最も欧州スタイルを採用している2チームの戦いとあって、両チームのぶつかり合いは、まるで欧州のクラブどうしの試合を見ている気分にさせられた。

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【J1:第25節】札幌 vs 千葉

正直、今日の試合は審判の笛が千葉に傾きすぎていた。去年同様に疑惑の連勝と言われても仕方のない内容。札幌には申し訳ないことをしたと思う。それにしても得点機会阻止の赤紙+PKの問題はなんとかしないとダメだと思う。

とはいえどんな形であれば勝ち点3は勝ち点3。残酷だけど。ただし、今日の試合は内容としては「負けに等しい勝ち」だったように思う。ただ1つだけ言えることは、ボールがインかアウトか、ファウルかそうでないか、失点かそうでないか、敗北かそうでないか、降格かそうでないか、全ては選手もサポーターも決められないということ。

入れ替え戦だとか自動降格とか順位とかそんなのはどうでもいい。目標の「残留」を果たすためには、どにかく「目の前の敵に勝つこと」それだけだ。結果については自分たちでは決められないのだから。

【JFL:後期第9節】ジェフリザーブス vs SAGAWA SHIGA FC

9月7日(日) 2008 JFL 後期第9節
ジェフリザーブス 2 – 1 SAGAWA SHIGA FC (16:00/市原臨海競技場)
得点者:15′ 堀川 恭平(ジェフリ)、34′ 中村 元(SAGAWA SHIGA)、62′ 山中 誠晃(ジェフリ)

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久々の臨海。2005年のリーグ臨海最終戦以来。なんとなくノスタルジックな空気が流れていた。

 

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【J1:第23節】磐田 vs 千葉

8月27日(水) 2008 J1リーグ戦 第23節
磐田 0 – 0 千葉 (19:03/ヤマハ/8,555人)

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攻撃の起点となるミシェウと谷澤が抜け、前節との間隔が2日間しかなく、そのマイナス要素がそのまま出た試合となった。幾度となくレイナウドめがけて放り込まれる縦パス。しかしまったくマイボールにすることができない。1~2年前であればこの状況に歯がゆい思いをしながら見つめていただろうが、受け入れてしまっている自分がいるのが悲しくなってくる。

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青木良が内に絞り、下村をマンマークで付かせるなど相手の左サイドを必要以上にケアする指示は、日本人には考えられない日本代表駒野に余りある自由を与え、案の定磐田に主導権を渡す要因となっていた。巻のベンチスタートやこういった采配も本来受け入れてはならないものであるような気がする。

勝ち点1を手にしたこと、監督交代後リーグでは2敗しかしていない数字上の結果。残り20試合であればすべてを任せて見守るのだが、あまりにも僕らには時間がない。

【J1:第22節】千葉 vs 川崎F

8月24日(日) 2008 J1リーグ戦 第22節
千葉 0 – 1 川崎F (19:03/フクアリ/14,242人)
得点者:26′ 鄭大世(川崎F)

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「どういったパスを出せばいいかということを、もう少し頭を使いながらやらなければいけないと思う。たとえば、頭を使って自分たちをもう少し休ませるとか、そういったことをやらなければいけない。攻撃陣については相手のDFがやりにくくなるようなポジショニング、自分のポジションを下げてボールを受け取ったり、そういった動きをしなければいけないと思う。」
結局行き着く先はそこか。オシム監督と全く同じことを言っている。

ここ数年負け越していることもあって、川崎フロンターレに対しては、アレルギーとも言える苦手意識が生まれていて、ジュニーニョ、黒津、チョン・テセ、中村憲、谷口といった名前がならぶ、先発メンバー表を見ただけで気が滅入る想いがした。
さらに、ボスナー、戸田そしてミシェウが出場できないことは把握・予想していたが、谷澤まで欠場とあって一方的な試合展開をイメージしてしまった。

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試合が始まってみると、中盤そして最終ラインの選手によるジェフの執拗なチェックで、相手選手を自由にしなかった。さすがにここまでチェックが厳しいと川崎の攻撃を抑えることができることを知り、逆にオシムサッカーがどれだけリスクを犯していたのか、ということを再確認させられた。

谷澤を中心とした攻めが確立しつつあった為、今日代わりに入った根本を見ると、キックの精度は谷澤には無いものを感じるが、(フリーの場面では問題ないが)攻めのリズムが途切れ、効果的な攻めを構築できていなかったように思えた。代わった松本に関しては、監督が言うようにはじめはよかったものの、オフザボールのポジショニングを中心としたプレイのクォリティにやはり難があり、特に同じ再度の坂本がボールを持った時、目の前に広大なスペースがあるにもかかわらず、坂本の方に駆け寄ってしまう始末だった。改めて課題を突きつけられた1日だった。

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川崎に対して脅威を感じず、今年の団子状態を再認識したのだが、誤審とも思われる失点の1点による敗戦で、なんとなく負けてしまった感じがしてしまうのが、かえって降格に対して危険なように感じた。

前半の惜しいシュートに見られるように工藤の成長がやはり著しい。成長が楽しみなだけに高いレベルでのプレーを続けていって欲しいし、それを見守っていきたい。

今期のJ1リーグは「絶対に勝てない相手はいない」ということを再認識した。やるべきことは単純なはずだ。

【J1:第21節】柏 vs 千葉

8月16日(土) 2008 J1リーグ戦 第21節
柏 1 – 1 千葉 (19:04/柏/10,266人)
得点者:65′ 新居辰基(千葉)、80′ フランサ(柏)

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勝ち点2を逃したのか。勝ち点1を手にしたのか。

ミラー監督が「自分自身、ジェフが最下位にいるチームだとは思っていないし、もっと上に、現在、混戦になっているところに入っていければいいと思っている。」と語っているように、今シーズンから加わった選手が機能し始めたことやコンディションの落ちていた選手の復調もあって、試合内容として戦えるチームになってきた。
青木良の攻め上がりは非常にスムーズ・効果的になってきたし、谷澤もボールを預けることである程度の結果を残してくれる選手という信頼も生まれた。戸田の老獪なプレーは「手を使う」ということで賛否両論があると思うが阿部が抜けてからわれわれに何が必要だったのかを証明してくれる。戸田はもっと評価に値する選手だと思う。それだけに次節の出場停止は残念だ。

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監督が語るようにカウンターでかつ数的優位の場面でゴールを仕留めることができないのは確かに「残念」だ。あのチャンスのうち1つでも決めていれば勝ち点2を逃すことはなかった。チーム状況を鑑みても迷っている場合ではないから、新居が証明したように先のプレーのイメージを持ってゴールを仕留めなければならない(ゴールが決まって全力疾走でベンチに駆け寄り監督に抱きつく新居。こういうところがカワイイ)。今日は工藤はいいシュートを放つことができたが、いつもクロスバーの上にふかしてしまう選手は逆にキーパーに当てるイメージでシュートを放ったほうがいいのではないだろうか。

フランサはピッチ上にいるだけで怖さが伝わってくる存在だったが、前節100試合出場を達成した池田が、フランサにマンマークで付く形で(時には中盤まで釣り出されていたけど)フランサを自由にさせなかったのは影のMVPであると言えよう。でもやっぱり怖かった(笑)。

次節はボスナーと戸田が欠場。中盤の流動化を生み出していた戸田が欠場し、斉藤・下村・中島の組み合わせで中盤と最終ラインが形成されるものと思われるが、フィジカルが強く、スピードのある選手が多いだけに、ここはなんとか対策を考えたい。果たして、川崎戦にいい思い出と苦い思い出のある米倉の起用はあるだろうか。