【J1:第28節】千葉 vs 浦和

10月5日(日) 2008 J1リーグ戦 第28節
千葉 3 – 2 浦和 (14:05/フクアリ/16,718人)
得点者:0′ 深井正樹(千葉)、8′ 田中マルクス闘莉王(浦和)、57′ 深井正樹(千葉)、66′ ミシェウ(千葉)、86′ エジミウソン(浦和)

あの日、3人目の交代選手がピッチに送り出されたというのに、坂本はベンチから出て1人淡々とアップを続けた。この試合に出場することはもう絶対にない。だが彼はアップを止めなかった。その姿はまるでサポーターに対する懺悔の様に思えた。その目には涙さえ浮かべていた。

今日も坂本は泣いていた。そういえば今年は坂本が泣いている姿しか見ていない気がする。涙の理由はある時期から変わったと思うが、その理由がまた悲しいものにならないように共にがんばって行きたいと思う。

試合内容は、開始直後の深井のゴールで試合の主導権は常に千葉にあったものの、ミラー監督が審判に詰め寄った後「お願いします」と一礼するほど不可解な浦和寄りのジャッジで2~3分置きに浦和にセットプレーのチャンスが与えられる、決してフットボールとは言えないゲーム展開。

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確かに、京都の加藤監督も指摘したように、最終ラインの裏に抜けるボールを苦手とする千葉ディフェンスに浦和はロングボールを多用し、それに苦しめられた感はあったが、それ以外はパスの出しどころを完璧に抑え、特に千葉1トップ対浦和3バックのミスマッチもあり千葉の2列目が自由にプレーできていたと思う。

浦和のサッカーのクォリティが低く非常に残念な気分になる。前線と最終ラインの2ラインしか形成されていないフォーメーションや、個人のフィジカルとスキル、そしてセットプレーに頼っただけの攻撃の形。日本を代表するクラブがこのサッカーで増してや勝ち進んでしまうのは問題だ。早く監督を変えて「普通の」フットボールを披露して憎らしいほど強くなって欲しいと本気で思った。

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それにしても深井。5試合4ゴールと助っ人いや救世主として申し分ない活躍。狭い場所をドリブルで切り裂きゴールを決める。なぜ鹿島や名古屋はこの選手を千葉に与えてくれたのだろう。不思議でしょうがない。あと、本人も「今が一番サッカーを楽しめている」と語っているからではないが、深井はなぜか黄色が似合ってるなあ。

降格争いが混戦過ぎてなかなか勝負が決まらない。5連勝してもまったく勝った気分がしない。おそらく最終節の試合終了の笛が鳴るまでこの戦いが続くことを改めて覚悟した。最後に悲しみの涙を流しては今日勝った意味がない。

2 thoughts on “【J1:第28節】千葉 vs 浦和”

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