2006 J1リーグ戦 第9節 千葉vs磐田

4月22日(土) 2006 J1リーグ戦 第9節
千葉 0 – 0 磐田 (15:05/フクアリ/15,184人)

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ゲームが進んで、左サイドに坂本と山岸が重なって、水本がサイドに張り出している時間が長いな、と思っていると、どうやら今日のシステムは、4-2-3-1 の4バックだということが分かった。当初、山岸と村井のマッチアップが予想されていたが、そこは水本で塞ごうという監督の考えだろうか。

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ゲーム開始から相手の巧みなパスつなぎや中盤のプレッシングもあり、なかなか思い通りにボールを回せない展開が続く。また、審判の笛がシーズン前の改定を忘れてしまったように、あまり流さずに細かく笛が吹かれ、特に流して欲しい場面でプレーが止められ、なかなか波に乗れなかったように思う。全体的にオフサイドの判定で得点を取り消されたりと、審判との相性は悪かったかも。

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互いに決定的な場面を決められず、勝ちたい相手ではあったが結果的にスコアレスドローに終わった。でも、今期はじめて無失点で終わったことは評価できると思う。守備面における集中力が出てきたというか。それだけに開幕3試合が悔やまれるのだけれど。
それにしても最終ラインに中島が入ると、最後までハラハラしてたのしめる(笑)。

2006 J1リーグ戦 第8節 FC東京vs千葉

4月15日(土) 2006 J1リーグ戦 第8節
F東京 2 – 3 千葉 (16:04/味スタ/21,190人)
得点者:’9 巻誠一郎(千葉)、’31 巻誠一郎(千葉)、’55 クルプニコビッチ(千葉)、’61 ルーカス(F東京)、’69 赤嶺真吾(F東京)

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相手の状態が悪いというのもあったが、よい結果が残せてよかった。
とにかくジェフは、相手のマークが中途半端、マークの受渡しが成立してないのでプレッシャーがない中でボールを前に進められる、こともあって、ボールを奪ってからの攻守の切替が完璧にでき、特に、1点目の巻のゴールを演出した阿部の右サイドの突破に見られるように、ボールを奪ってからの攻めに対する積極性がいい方向にだけ機能して、しかもプロセスに見合った結果をコンスタントに重ねられたことによって、勝ち点3を得られたのだと思う。

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オシム監督が口をすっぱくして言っている、

  • 競った後のこぼれ玉を拾えるように、(特にターゲットになる)選手と選手との距離をコンパクトに保つ
  • 守備意識が高まって、自陣にポジションを下げ、相手選手をゴールに近づけない

といういつもの課題を解消するとどういう結果が導かれるのか、というのが見えた気がする。
(今日の試合は相手チームに当てはまる気がした。余計なお世話ですが。)

選手単位で見ると、結果を残した巻は点や決定的な仕事ができたこともさることながら、ポストプレーでの「ひとりで自分のボールにしてしまう」存在の“大きさ”がやっぱり去年までとは違って、本当に成長したことを感じる。阿部も川崎戦の得点以降、前に出てくるプレーができてきているし、クルプニはますますチームにフィットし、羽生も去年よりも1つ上のプレーを見せてくれている。水本も安定したプレーを見せつつ、攻めに転じては、まるでサイドの選手のふるまいで相手ゴールへと向かっていく。楽山もプレー時間を重ねるごとに“チームのメンバー”になりつつある。

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相手チームのガーロ監督が、「相手チームに関しては、4年ぐらい同じシステム、選手も変わっていないということで、すごくいいコンビプレーもあって相手の方がかなり上回っていたと思う。」とコメントしているが、毎年主力を失い続けても大型補強をすることができない(しないというものあるが)ジェフのチーム事情を知ってのコメントだろうか。選手のフィジカルの良さや、徳永などの選手の才能としてはぜんぜんFC東京の方が上に見えたんだけどね。余計なお世話か。

2006 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第2節 千葉 vs 新潟

4月12日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
千葉 3 – 2 新潟 (19:00/フクアリ/5,298人)
得点者:’20 鈴木慎吾(新潟)、’39 中島浩司(千葉)、
’63 岡山哲也(新潟)、’69 羽生直剛(千葉)、’82 巻誠一郎(千葉)

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気が付いたら京葉線に乗って蘇我まで来ていました。

前半は、2トップの2人の積極的なプレッシングに見て取れるように完全に新潟に押され、その上、ここでアピールして欲しい楽山・工藤がチームとして機能せずに、1-1で終えたのがラッキーとしか言いようのない展開。

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後半に入って、ハーフタイムの監督の喝が効いたのか、楽山がペナルティエリア内でポストプレイをこなすなど、フィールド上を自由に動き出し前半に比べて少しずつ活路を見出し始めたころ、櫛野のミスでまたもや失点。
この失点に前後して、羽生・山岸・要田が投入されたが、ボールに対する寄せ、パスコースを消す動き、ドリブル、そしてパスと、羽生がいるといないとではどの様に違うのか?というのが、羽生に対してありがたみを感じてしまうほど再確認。
その後は、その羽生が上手く合わせて要田からのラストパスを綺麗にゴールに流し込んで同点に追いつき、最後は山岸のクロスから巻が頭で決めて逆転。なんだかんだで勝利をつかんでしまった。

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前半に顕著に現れた課題と、積極的に攻撃参加するなど徐々にレギュラーに近づこうとしている水本、そして監督に「次の試合も出番があるから」と言われたという、ゆっくりとだけどチームのメンバーになりつつある楽山、そして、去年の今頃の時期とは比べ物にならないほど逞しく見える山岸・巻、そして“点取り屋”羽生と、チームが徐々に底上げされつつあるんじゃないかな、と、うれしい気分になりながらフクアリを後にした。

2006 J1リーグ戦 第7節 千葉vsC大阪

4月8日(土) 2006 J1リーグ戦 第7節
千葉 2 – 1 C大阪 (15:02/フクアリ/8,770人)
得点者:’3 羽生直剛(千葉)、’7 山岸智(千葉)、’15 西澤明訓(C大阪)

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ようやく今期リーグ戦ホーム初勝利!
テンポよくパスをつなぎ理想的な形で、羽生・山岸と調子のよい選手が得点を重ねる。開始10分も満たさずに2点のリードを得たこともあって、スタジアム全体に楽勝ムードがやんわりと漂い始めた頃、西澤にセットプレーからの豪快なボレーを決められる。あれだけ見事に決められると思わず拍手しそうになった。

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得点を決めた羽生・山岸はもちろん(めずらしく羽生がスーパーサッカーにも取り上げられていたし)よかったが、クルプニコビッチがかなりチームにフィットしてきたのがうれしい。90分間出場できたことはもちろん、そのなかで果敢に“走る”ディフェンスをし続けたことは見逃してはならないと思った。何よりクルプニのところでボールをキープできるのは非常に大きな武器だし、あとはスルーパスのタイミングさえ合えば完璧なのだが、どちらかというと林のようなタイプの選手の方が合いやすいと思われるので、なんとか山岸とのコンビネーションの精度を上げて得点を量産してもらいたいと思う。

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あと、阿部もようやく迷いが少なくなってきて、今日はもう安心してみることができた。で、巻!あれは外してはいけない。あと、要田は自分がストライカーであることを忘れたプレーを見せて、サポーターを落胆させるようなことはあっちゃならないと思う。水野も、特に後半の最後同じワールドユース組の苔口とマッチアップした際に、後ろに引き過ぎたポジショニングを取っていたことが、消極的な印象を受けた。最後に、ハースのケガは本当に気になる。

そういえばはじめて生西部さんを見た。スラッと背が高くて写真よりカッコよかった。

2006 J1リーグ戦 第6節 川崎vs千葉

川崎F 2 – 2 千葉 (15:00/等々力/10,316人)
得点者:’1 ジュニーニョ(川崎F)、’18 巻誠一郎(千葉)、
’81 ジュニーニョ(川崎F)、’89 阿部勇樹(千葉)

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早いものでもう第6節。去年はカウンターからの1激で沈むという非常に悔しい思いをした等々力競技場。しかも去年と異なり川崎は好調を維持して現在3位につけている。
試合の方は、開始1分でオシム監督も「恥ずかしい」とコメントする失点。サポーター全員呆気に取られる。その後も川崎に攻め立てられ大量失点による大敗を覚悟した10分過ぎから徐々に千葉がペースをつかみ始め反撃に転じる。

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やはり、今年「何かをつかみかけている」山岸のゴールに向かっていくドリブルで再三チャンスを演出し、18分に巻のゴールへと結びつけた。その後も川崎ゴールを脅かし続けるも追加点を奪えずハーフタイムを挟んで、徐々に主導権を川崎に奪われ始めたところで、逆にゴールを奪われてしまう。この前後からパスミスが目立ち始め、決定的な場面で何度もミスが出てしまったところが非常に悔やまれる。

敗戦も覚悟したその時に阿部の意地のゴールで何とか同点に持ち込み、引き分けで終えることができたが、阿部のゴール後の猛攻や何と言っても“開始1分”の失点を考えると、「勝ち点2を失った試合」と思えてならない。ただ、西部さんも言うように、その気持ちが今のジェフには足かせになっている気がしなくもないので、今はただ雨がやむのを待つしかない心境である。
ただ、前述の山岸やストヤノフの“リスクを取った攻め上がり”や、日増しに存在感が大きくなる巻など随所に好材料は出てきているので塞ぎ込む必要はないと思う。まあだからこそ、というのもあるのだが。

2006 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第1節 千葉 vs 広島

3月29日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
千葉 2 – 1 広島 (19:00/フクアリ/5,517人)
得点者:’2 羽生直剛(千葉)、’46 森崎浩司(広島)、’81 佐藤勇人(千葉)

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嗚呼、禁断の平日観戦。
ともに主力を代表合宿に取られ、控え組みがアピールする試合に。
「HALF TIME」で食事を買っていたら歓声が上がり「直剛」コールが起こる。ということで1点目は見逃してしまった。その後の展開は、広島のチーム状態の悪さに助けられジェフの一方的な展開に。広島の選手が全くといっていいほどプレスを掛けないので、ほぼやりたい放題の展開だったが、決定力のなさが響き1-0のままで前半終了。ここで3-0にできないのが今のつらいところ。

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後半早々に1点返され徐々に福岡戦の後半の状態(クリアボールをひたすら拾われるあの悪夢)になりかけたが、この日は相手の状態の悪さと、勇人・水野・山岸・楽山の積極的な飛び出しが徐々にリズムを取り戻し、結果的には2-1で試合を終えることができた。

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やはり斎藤に比べて水本はここ一番の安定感に欠け、要田は巻やハースの存在の大きさ(特にポストプレイ)を再確認してしまう内容だったが、監督が言うように悪いなりにも“勝利”という結果を残せたことと、山岸や楽山が気を吐いたプレイを見せてくれたことは非常に収穫だった。特に、山岸は今後セカンドストライカーとしての可能性を示せたこともあって、後から振り返ると“大きなターニングポイント”だったと思える試合になったかもしれない。

2006 J1リーグ戦 第5節 千葉vs鹿島

3月25日(土) 2006 J1リーグ戦 第5節
千葉 0 – 1 鹿島 (19:04/フクアリ/16,546人)
得点者:’85 アレックスミネイロ(鹿島)

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うーむ力負け。立石のスーパーセーブ連発でなんとか0-1のスコアで終わったものの、いい試合だっただけに「勝ちと負けを分けたもの」に気づいてしまって、ちょっとツラいキモチになってしまった。
やっぱりミツヲはボール持つと上手いし(シュートとか教えてもらいたいよ、マジで)、ケガをしてしまったけど柳沢はやっぱりスピードが違うし、“17歳”内田篤人はいいものを持っている。何より決勝点はアレックス・ミネイロの個人技だし。

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でも、開幕3試合に比べれば良くなってきているし、勇人のシュート数が物語るように、2列目以降の前線への飛び出し(特に最終ラインの選手)が次々と繰り出されるジェフらしい展開が出せたし、クルプニコビッチもチームにフィットしてきたし、セットプレーでも失点しなくなったし、と好材料が次々と出てきているので、小さくまとまらないでこのまま突き抜けて行って欲しい。

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課題はオシム監督の言うように、「巻を孤立させない(衛星のように2列目の選手はポジションを取ること)」「ディフェンスに自信がないということを理由にずるずると後ろに下がらない」点、つまり羽生と山岸と水野にかかってるよ!
さあて、今年は止めとくかと思ったけど、やっぱり「蘇我の借りを鹿島で返す」のを見守りにいくか(笑)。

2006 J1リーグ戦 第4節 清水vs千葉

3月21日(火) 2006 J1リーグ戦 第4節
清水 1 – 2 千葉 (15:04/日本平/12,114人)
得点者:’29 阿部勇樹(千葉)、’33 マルキーニョス(清水)、’87 羽生直剛(千葉)

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なんとか今期リーグ戦初勝利。
結城を入れた“2バック”から3バックにシステムを変更し、結城がチョ・ジェジンを坂本が藤本をマンマークで押さえる形で守備に安定感をもたらし、ときたまマルキの突破を許したものの、さほど不可解なチェックミスなども起こらずに課題だった失点もPKの1点のみにおさえることができた。

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福岡戦でまったく存在を示せなかった工藤がベンチ入りからも外れ、クルプニコビッチがトップ下先発で、羽生と水野が控えにまわる結果となったが、結果的にそれが逆に功を奏した結果となった。実際はそうでないかもしれないが、やはり林の抜けた穴は大きく、後半に入ってからの「アクセル」の役割を果たす選手が不在だったため、局面を変えられないままズルズルと引き分けに持ち込まれているケースが目立っていたので、この采配はオプションの1つとして使えることが目処として立つならば、そこそこの武器になるのではないかと期待している。

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得点こそなかったものの中2日という強行スケジュールにも関わらず最後まで走り、相手選手と競っている巻を見るたびにちょっとジーンとしてくるものがある。

それに比べ不調の阿部は、クルプニコビッチの美しいロングフィードを見習って、(今日の試合でも1本マリオへの惜しいパスがあったが)より精度の上がった新たな武器を携えて、早くサポーターの期待している姿に戻ってきて欲しい。「あ、ごめんごめん」と軽いノリできわどい寄せをかますキャプテンに。

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それにしてもパルちゃんおもしろすぎ!いまどき!?イナバウワー披露でバカウケしました。胸に光る「巧」の文字は伊達じゃない!!(笑)

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柔軟体操にしか見えないパルちゃんイナバウワーとバイオリンで伴奏するバルちゃん。笑った。

2006 J1リーグ戦 第3節 千葉vs福岡

3月18日(土) 2006 J1リーグ戦 第3節
千葉 2 – 2 福岡 (16:04/フクアリ/8,567人)
得点者:’40 薮田光教(福岡)、’44 巻誠一郎(千葉)、’70 薮田光教(福岡)、’86 要田勇一(千葉)

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後半雨脚が強まるごとにジェフはどんどん劣勢になっていった。なぜかルーズボールやクリアしたボールは福岡に拾われて、ひたすら攻められ続ける展開に。さらにパスミス、クリアミスが目立ち、足元が悪いこともあってジェフのつなぐサッカーがまったく展開できないという悪循環にはまった。本当に見てるだけでも苦しい展開だった。

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「今日ばかりは負けかな・・・」と思っていたところ、要田が同点のゴールを決めた。
いまは悪い時期だと諦めて、雨が過ぎ去るのを待つしかないと思う。水野の前への意識はかなりいい感じだし、巻のゴールへの意識もかなり高まって、決定率はたしかに悪いかもしれないけど、結果を1つひとつ積み上げている。
ただ、多くの人はセットプレーからの失点のことしか言わないけど、個人的には1点目の失点の仕方の方がかなり気になる。クロスを簡単に上げすぎている。山岸が出ていることもあったけど、SB中村北斗がフリーでクロスを上げた事実は見逃せない。2失点とも坂本隊長がマークしていた薮田というのが気になる。

「J1ジェフの監督が日本人を批判」って

infoseek のスポーツニュースの見出しが、「J1ジェフの監督が日本人を批判」に。
リンク先は、日刊スポーツの記事で、千葉オシム監督「日本のブラジル化」指摘 (日刊スポーツ)

千葉のオシム監督が、日本代表の「ブラジル化」を指摘した。W杯で対戦するクロアチアメディアの取材を受け「Jリーグには多くのブラジル人監督と選手がいる。ただ日本人には個人主義が欠け、誰もプレーの中で責任を取らない」と批判。またジーコ監督についても「自分の信じた選手のみ使う。中村は創造性にあふれるが、あまり走らない」と皮肉った。(小柳津千早通信員)[ 2006年3月14日9時47分 ]

という記事。
この記事は、ジェフ千葉のトルコキャンプ時に行われたインタビューがもとになっていて、日本語のソースとしては、“最近サッカー番組に登場しまくっている元クイズ王”長束恭行さんの「クロアチア・サッカーニュース」の「トルコ合宿中のオシム・インタビュー」がある。
そもそもこの記事はリリース時に、「中田・中村批判」ということでサカオタの周辺で一度炎上、最近ようやくおさまってきたなー、と思っていた1ヶ月以上前の既出ネタ。かなり「なぜいまさら?」の感あり。
そして、焦点となるオシム監督のコメントは、

ジーコはブラジル学校みたいな存在だ。サッカーを愛しているし、選手も好みから選んでいる。ある代表選手は所属クラブでは不安定なプレーをしていても、彼の下では代表でプレーする。中田と中村のせいでジーコは苦しむことだろう。彼らはクラニチャルのように走らず(ボールを)待っている。ジーコのマイナスは余りにも攻撃的にプレーし、守りを固めないことだ。そのことはセットプレーでとりわけハンディキャップになるだろう。

という箇所になるが、長年オシム監督の言動を見ていれば、

  • 日本は、日本人の身体的特長の“すばしっこさ”を生かしたサッカーをすべき
  • 積極的に走って相手を追いかけて(積極的に前線からプレッシングをかけて)、ボールを奪取したらカウンターに移るサッカーを展開すべき
  • 当然、カウンター時に限らずあらゆる局面で数的優位の状況はつくるべき(それも、日本人の献身的な自己犠牲の精神がベースとなるからこそ活きる)

というオシム監督の持論の文脈に沿って、「中田と中村は(先に述べた)“マイボールにする動きが得意な選手”ではないので、ジーコ監督は苦労するはずだよ」と言っているだけなのである。

ロナウジーニョに関するコメントにあるけど、ロナウジーニョが生きるのは「バルセロナのチームメイトの献身的な動きがあってこそ」と暗に語っているように、わかりやすく言うとガットゥーゾ タイプの選手が1~2人は必要だと思うよ、と日本に対してアドバイスしてくれているだけなのである。
まあ、オシム監督もそろそろ抜き差しならない時期に来ているのは分かっているので、「メディアが飛びつきそうな言葉『中田・中村』を例に挙げて日本の危機感を煽った」という、つまりは“親心”な気がいたしますが。

しっかし、日刊スポーツも日刊スポーツだが、infoseekは煽りすぎ。「日本人批判」って。ホント、オシム監督が言うように、メディアは「その言葉で戦争を起こそうと思えば起こせる」のだなあ、と改めて実感。
オシム監督は、90年イタリア大会ベスト8の代表監督なんだし、FIFAのテクニカルディレクターなのだから、もう少し敬意を払うべきだと思う。