【J1:第11節】F東京 vs 千葉

5月12日(土) 2007 J1リーグ戦 第11節
F東京 4 – 1 千葉 (19:04/味スタ/21,821人)
得点者:’26 ルーカス(F東京)、’45 ワンチョペ(F東京)、’48 リチェーリ(F東京)、’58 オウンゴ-ル(F東京)、’68 佐藤勇人(千葉)

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初物と連敗中の相手には滅法弱いジェフの性格が出てしまった。試合内容としては、「デビルマンマッチデー」以上の最悪の内容。

まあ、サポーターでも分かっているジェフの一番悪い点を研究されて出た結果なだけに、当然と言えば当然の内容。中島がコメントしているように、「相手がミスにつけこんでくるのはわかっていた。中盤でボールを奪われてしまった。相手のプレッシャーはたしかにあったが、こちらの動きだしが遅かった。逆サイドへの展開ができず、狭いスペースでプレーしていた。」ということに尽きると思う。
1点目も自分たちのスローインからこの理由でパスカットされてからの失点、2、3点目は同じことを繰り返しての自滅、4点目も失点のきっかけをつくったのは同じ理由から。

特に右サイドでボールを持った時に、左サイドの楽山が完全にフリーになっているのに、ぜんぜんサイドチェンジを出す気配すら感じない。特定の選手に対して信頼がおけないからパスが出ないのかわからないけど、あそこまで露骨に右サイドからしか組み立てようとしないと、相手もかなり楽になる。水野に2人付いているということは、誰かがフリーになっている、ということを意味するわけで、これはオシムサッカーの根源であると思うのですが、いろいろと不可解です。

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不思議なのは、ボールを持って(というか持たされて)いる状態で、どうしてリスクを冒さず、他の選手にリスクを押し付ける、自分で結果を背負い込む大人のプレーができないのか、ということ。もう今のジェフは守る側の立場では完全にないし、「大人のプレーができない」ということはイビチャ・オシム監督に口をすっぱくして言われ続けてきたこと。

次の広島戦は勝ち星を落としてもいいから、自分たちの足元を見つめなおしたプレーを期待したい。

【J1:第10節】千葉 vs 柏

5月6日(日) 2007 J1リーグ戦 第10節
千葉 1 – 1 柏 (19:03/フクアリ/11,969人)
得点者:’50 谷澤達也(柏)、’71 山岸智(千葉)

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キャプテン勇人の試合後のインタビューが全てを物語っています。

「引き分けで終わって勝ちきれないところが、今のうちのチームの弱さかなと思う。勝点を1ずつ取っていっても、上位には行けない。最後の部分(ラストパスとシュート)のクオリティを上げることが課題だと思う。柏は前からプレスをかけてきてカウンター攻撃を仕掛けてくるけど、そのプレスを嫌がってロングボールを蹴ってばかりいたら、柏の思うとおりになってしまう。だから、GKからパスをしっかりつなぐことを意識してやっていたけれど、失点の場面はつないでいってサイドのところでボールを相手に奪われてからだった。つないで攻めるプレーと、もっとシンプルに攻めるプレーを使い分けていくようにしないといけない」

特に昇平は守備面では頑張ってましたけどビルドアップ面では課題が残る結果となってしまいました。次に期待したいです。

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柏は試合開始直後から勇人が言うように李忠成を中心に高い位置から非常にアグレッシブにプレスをかけてきました。石崎監督は李忠成たちがボールをキープできていないとコメントしていましたが、前を向いてボールをキープしている場面も多く見られ非常に好感が持てました。

それにしても今日も審判のジャッジが安定しなくて厳しい思いをしました。完璧である必要はないんだけど、納得できるジャッジをお願いしたいです。客として。

J1:第9節 浦和 vs 千葉

5月3日(木) 2007 J1リーグ戦 第9節
浦和 1 – 1 千葉 (14:04/埼玉/57,440人)
得点者:’27 ワシントン(浦和)、’49 水本裕貴(千葉)

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結果論だが退場者が出なければ千葉は大敗していただろう。
前半の失点シーンも水野の中途半端なポジショニングと鈴木啓太にボールが渡った後の同じく中途半端なプレスが失点の原因であり、それは失うべくして失った失点であった。この傾向は水野1人に限定した話ではなく、この前半25分までは千葉のプレスが効きボールも人も良く動けていたが、25分を過ぎたあたりで巻がケガの影響か動きがニブくなりプレスが効かなくなり、全体的に浦和の選手を捕まえられなくなった矢先の失点だっただけに、先に述べたように大敗の可能性は大いにあったように思う。

やはり、ストヤノフ、ジョルレビッチの不在は痛く、不幸な退場によりピッチから去った斎藤はワシントンに再三振り切られるシーンが見られ、永井に水本が、ポンテに下村が付く形になっていたが、永井はともかくポンテに自由にボールを持たれたことによって、斎藤の退場がなくともゲームの主導権は握られ続けた可能性が高かったように思う。

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しかし、10人になったところでジェフの選手のやるべきことが絞られ集中力が高まったことで、相手のミスや運に助けられた面も多大にあったが、前半の最後の丁寧に蹴ったボールを相手に止められた失敗を振り払うような魂のゴール(その後のジェフサポへのアピール。ありゃうれしかったよ。)を経て、結果として相手を無失点に抑え勝ち点1を奪い取ることができたと思う。

前半25分までのジェフのサッカーは最高にたのしかったし、あのサッカーを浦和相手に披露できたのは何よりもうれしかった。何より胸を張って家路に着くことができた。こうなると次の千葉ダービーが何より大切になるだろう。
それにしても生卵投げつけられるとは穏やかではないですね。

そういえば相手の22番はあんな役割で満足なんだろうか。

J1:第7節 千葉 vs 大宮

4月21日(土) 2007 J1リーグ戦 第7節
千葉 1 – 0 大宮 (16:03/フクアリ/9,481人)
得点者:’59 工藤浩平(千葉)

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この試合はやはり工藤について触れておかなければならないだろう。
多くのジェフサポがそう考えるように、工藤はジェフの中でも最もテクニックのある選手。トリッキーなドリブルで相手を嘲笑うようにかわしていくが、得点などの決定的な仕事には絡めない、ここ数年の工藤にはそんなイメージが付きまとっていた様に思う。特に昨年は林の抜けた穴を埋めるべくチームやサポーターから大きな期待を受けたが結果を残せずにいた。

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ところが今年は、新加入の新居や黒部がチームに溶け込むのに苦労している中、完全に「オレのチーム」という態度でピッチ上を自由に駆け巡っている。
以前から得意とするドリブルや結果が付いてきているオフェンス面に加え、水野並に守備が期待できない姿は何処へやら、守備面でもフィジカルの不利を感じさせないハードチェックで相手ボールをかっさらっていく姿がたのもしい。

それにしても前日の23時にシリアから帰国したばかりなのに、フル出場し見事勝利に貢献した水本、水野にはかなり感動した。いずれにせよ、この試合に負けなくて本当に良かったと思う。

J1:第8節 川崎F vs 千葉

4月29日(日) 2007 J1リーグ戦 第8節
川崎F 1 – 1 千葉 (15:05/等々力/21,804人)
得点者:’66 鄭大世(川崎F)、’81 水野晃樹(千葉)

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去年の開始1分の失点の反省を踏まえてか、非常に慎重にゲームに入れたと思う。鄭大世に斎藤、ジュニーニョに水本がしっかりとマークを付くことで、特にジュニーニョに危険なプレーをさせなかった。
また、中盤もフィジカルで勝る相手に対して粘り強くボールの出所と受け手を押さえて、ガチガチな形でゲームが進んでいった。そんな中でもストヤノフから山岸に対してのボールが効果的に通り何度かチャンスが生まれるものの決定機を決めることができず、そのまま後半へ入っていった。

後半に入っていくと、前半でケガをした巻(足を引きずるほどのケガをしていたにも関わらず、それを隠し交代まで懸命にプレー)が徐々にそのケガに耐えられなくなり、また中盤の選手の体力が落ちていくことで相手に主導権を握られ(手を使ったラフプレーを流す審判の笛のクセも何か向こうを後押ししていた)、先制点を鄭大世に奪われてしまう。

その後、中島、青木、朴が入り、朴のナイスラン(走らせたほうも走らせた方だけど)から生まれたフリーキックのチャンスを水野が巧く蹴りこみ同点。
交代枠を使い切った後にストヤノフが担架でピッチを後にして、残り5分を何とか10人でしのぎ切って、勝ち点1を持ち帰ることができた。

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岡本には申し訳ないが、やはり立石が安定することで、チーム全体が浮き足立つことがなくなり、今日のような「大人の様な」ゲームを見せることができたと思う。ただ、巻、ストヤノフ、そしてゲーム前にケガをしてしまったジョルレビッチのケガの具合が、このGW連戦中に起ってしまったことが非常に残念。ただこれを機に、新居、黒部、池田、結城には奮起してもらいたいところ。

それにしてもフロンターレの公式サイトはすばらしい。これだけは本当にうらやましい。

J1:第8節 横浜FC vs 清水

4月28日(土) 2007 J1リーグ戦 第8節
横浜FC 1 – 1 清水 (13:03/日産ス/15,008人)
得点者:’28 フェルナンジーニョ(清水)、’75 オウンゴ-ル(横浜FC)

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監督の長谷川健太は選手をかばうコメントをしていたが、清水にとっては完全に「勝ち点2を失う試合」になった。

序盤から完全にアウェイの清水ペースは、フェルナンジーニョを中心に動きの質・量で横浜FCを圧倒し完全に主導権を握り、そのフェルナンジーニョの巧みなかわしからのシュートで遅すぎる先制点を奪った。その後も清水ペースで試合は進んだが、結果は1対1のドローに終わった。

フェルナンジーニョが目立った他は、藤本淳吾のキレも悪く、チョ チェジンをはじめとする何人かの選手の横浜FCに対する敬意が欠けたプレーをしていたように思う。枝村や矢島といった選手のジェフの試合でやたら活躍する選手の不在が痛かったのか。いずれにせよ清水はジェフと対戦した頃にくらべさほどチームの完成度は高まっていないように見えた。

で、横浜FC。やはり先発はベストな布陣にしなければならないと思った。明らかに滝澤・難波を投入した後からチームに勢いが出たことや、現在のチーム状況を考えると、キックオフ直後から全力で闘うサッカーを展開しなければならないと思う。
特に、残酷な話ではあるがこの日がメモリアルマッチとなった山口に代わる選手を早急に見つけなければならないだろう。

横浜FCのサッカーを見ると、普段どれだけジェフの選手が、前線で絶え間なく走り続くことで動きを生み出し、チャンスの時には一気に後方から駆け上がっていっているのかを認識させられた。羽生とかホントえらい。

【J1:第5節】千葉 vs 横浜FC

4月8日(日) 2007 J1リーグ戦 第5節
千葉 4 – 0 横浜FC (16:03/フクアリ/15,584人)
得点者:’27 水野晃樹(千葉)、’65 巻誠一郎(千葉)、’70 羽生直剛(千葉)、’73 山岸智(千葉)

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ようやく今期リーグ戦初勝利。4-0の大勝ということよりも勝ち星を取りこぼさなかったことを評価したい。やっぱり相手のチーム状態というかサッカーのクォリティが「?」な感じだったので手放しではよろこべないものの、ようやくリーグ初勝利ということもあり、こころなしか試合終了の笛を聞いてから気分が軽い。

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相手が完全にカウンター狙い(特にゴールキックから)で、まったくプレス掛けてこないため前半から完全にボールを支配していた反面、ボールが回せる割に決定的なシーンがさほど演出できていない点や、相変わらずボールを持たされている局面が目立ち、水野の今期2ゴール目となる先制点を取った後も、ずっと悪い予感が続いていた。
後半に入ってからも前半同様ジェフがボールを支配する展開になったが、前半に比べ横浜FCの攻撃に意識が多少高まり組織的な守備にほころびが見えてきた為、ジェフにとってはさらにスペースを有効に使って攻め立てることができた。

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今日の試合は、メディアでは先制点や山岸へのアシストを記録した水野の評価が高かったが、羽生の効果的な動き、特にスペースに抜け出した後のボールコントロール、ドリブルで相手をかわす動き、そしてシュートに対する意識は素晴らしく、私にとっては羽生こそがMOMだった。
また、チームとして完全にフィットした工藤の相手の裏を取るプレーは、相手ディフェンスを完全に混乱に陥れていた。卓越したテクニックを持ち合わせていることはみんなが理解していたものの、これだけ組織的に機能できると何とも恐ろしい選手に育ったものだと感慨もひとしおだった(こういうプレーを見たのはまだ1試合だけだけど)。
あと、勇人のチームを何とかしようとするキャプテンシーには心打たれ、相手を追い詰めるプレーは相手の余裕を効果的に奪っていた(あのロングシュートは決まっていて欲しかった)。この3人の組合せがこれだけ機能するってすごいことだと思う。

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下村も正確なロングフィードやサイドの選手を追い越す動きを「ジェフの選手として」プレーすることができ、ちばぎんの頃を思うと素晴らしいスピードでチームにフィットしてきている。水本はジウマール・シウバに仕事をさせず無失点に抑えた最大の貢献者となった。
そして巻。ちょっとオウンゴールに見えた久々のJリーグのゴールは本当に感動した。羽生の得点も後半のあの時間帯での巻ならでわのチェイシングの賜物だし、山岸のゴールでもキッチリと潰れ役を演じていた。やっぱり巻はいいわ。

「オマエら、サッカーたのしいだろ!」ボクは選手に向かってこの言葉を叫びたかった。そういう試合。

【ヤマザキナビスコカップ】千葉 vs 広島

3月25日(日) 2007 ヤマザキナビスコカップ
千葉 2 – 1 広島 (16:01/フクアリ/7,231人)
得点者:’4 桑田慎一朗(広島)、’42 工藤浩平(千葉)、’48 山岸智(千葉)

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練習前の選手入場の際にジャージに身をつつんだ巻を発見し思わず爆笑。とはいえ出場はないだろうと思っていたら、後半30分から出場して残り15分を全力で走り抜いていた。広島の最終ラインからのロングボールによる反撃の芽を摘むという役割をほぼ完璧にこなした。記者からは「勝っている状況で巻を投入した理由は?」なんて質問があがっている様に、こうした点は見えないヒトには見えないのだなあと思った。

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広島がウェズレイ、駒野と重要な選手が2人も欠けたことで、前線ボールを持つ、サイドを中心にゲームを組み立てる選手が不在になり(といっても柏木は着実に成長を遂げているなあ)、FC東京戦とは2まわりほどスケールの小さなチームになってしまっていたように思う。とはいえ相手の早いカウンターから1点を失い守備を固められてからは悪い流れになり、山岸を中心にミスが重なっていったことで、今日も敗戦を覚悟し始めた時に工藤が同点弾を決めリセットした状態で後半を迎えることができた。その後は、完全に自分を見失いかけていた山岸からラッキーなゴールが生まれ逆転すると、その後は右サイドの朴を中心にほぼ一方的な展開で試合を終えることができた。

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個々の選手を見ると、まず朴の水野不在を感じさせないプレイは今日一番の見所であった。何度も積極果敢にドリブルを仕掛け相手を抜き去り、そして今日は意外性のあるスルーパスなど、他の選手との連携も高まってきたように見えた。何よりサポーターの心をがっちりとつかんでいたのは素晴らしい。本当に日本代表にとって恐ろしい存在になりそうな韓国U20代表選手だ。
次に、昇平はスピードのあるカバーリングなど大事なところでのプレーが光り、今年は選手層が厚いなあとうれしくなった(まあ結城の奮起には非常に期待したいところなのだけど)。

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あと、新居は山岸のクロスに対する飛込みなど、フィジカルとセンスの高さを見せるプレーが随所に現れることからも結果になかなか結びつかないことが非常にもどかしいけれども、あと数センチの差だと思うので焦らずいつの日か大爆発することを期待したい。
相手の状態もよくなく現在のチームが抱えている課題も取り立てて改善された訳ではないけれど、アマル体制になってから実質2試合しかないホームでの勝ち星が1つ増えたことは大きいだろう(でんぐりがあることを忘れて帰りそうになっていたよ)。
ていうか何故羽生はフル出場なの?(笑)

J1:第3節 千葉 vs 鹿島

3月17日(土) 2007 J1リーグ戦 第3節
千葉 3 – 3 鹿島 (16:03/フクアリ/14,814人)
得点者:’23 マルキーニョス(鹿島)、’24 羽生直剛(千葉)、’27 水野晃樹(千葉)、’40 中後雅喜(鹿島)、’46 ジョルジェビッチ(千葉)、’55 マルキーニョス(鹿島)

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鹿島もベストな布陣を組めないという事情もあって互いに点を取り合う試合展開に。
中後が上手くボールをキープして、いいパスが出てきていたのでいやな感じはしていたけど、やっぱりその中後のフリーキックで決められて勝ち点2を失う結果になった。

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今日もマークの受渡しの対応が一瞬遅れることで、相手にフリーな状況でクロスを上げさせてしまっているように思った。寄せがもう一歩踏み込めなきゃいけないみたいだ。枚数は足りているんだから本当にもったいない(パスの意志が統一しておらずそのまま失点してしまったシーンもあったし)。特に、マルキのオフサイドのシーンは一番崩されていただけに、記録には残らなかったけど大きな課題は残った。

とはいえ前節に比べかなりの収穫があったので見通しは少し明るくなった。チーム全体で攻めの時の連携は向上しつつあるように思う(その影には羽生のただならぬ尽力があるのだけど)。ただ、まだまだ全員のイメージが一致していなく「本当のムダ走り」になっている点は改善して欲しい。また、中2日の水野は得点のシーンで象徴するように、逆のサイドからクロスが上がってきている時にペナルティエリア内にいるようになり、実際に結果に結び付けられたのでよかった。

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それよりも驚いたのは、水本の(マルキに対する腰を落としてのディフェンスする姿には目が潤みましたが)攻めに対する姿勢が向上していてよかった。自分でボールを持つと阿部やストヤノフのようにフィニッシュに繋がるプレーまで攻めあがっていたし、ロングボールや狙いのあるパスが何本も意識的に出ていたようで1週間ですごい成長をしたように感じてしまった。去年のいい時はまるでウィングバックの選手のプレーをしていたこともあったし、このまま最終ラインからの組み立てのスキルを磨いて「危険な選手」になっていって欲しい。

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朴は「できる子」なんだってことがよくわかった。縦へのドリブルは相手選手は本当にいやだと思う(しかも水野が下がった後の選手として現れるわけだから)。
それにしても岩政の巻に対するファールはあり得ない。巻の腰にニーパット決めてるし、プロレスでした完全に。審判は見てないしね。

J1:第2節 千葉 vs 清水

3月10日(土) 2007 J1リーグ戦 第2節
千葉 1 – 3 清水 (19:04/フクアリ/15,373人)
得点者:’16 チョジェジン(清水)、’19 枝村匠馬(清水)、’20 伊東輝悦(清水)、’83 ストヤノフ(千葉)

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立ち上がりはそれなりに上向きに試合に入れたので「これはひょっとして」と、期待してしまったのだが、新居が外した後から徐々に押し込まれるようになり、その後4分間に3失点でジ・エンド。とはいえ完全に崩されたというより、こちらの判断ミスが原因の失点なだけにかなり後悔が残った。
前半のうちに1点でも返せておけば、また違った展開を見せたかもしれないけど、フェルナンジーニョ、藤本にいい様にドリブルを仕掛けられ、そこからは後手ごてに回ってしまった。

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立ち上がりは山岸が再三チャンスを演出し、勇人も効果的に攻撃に絡むようになり、巻の動きも多少軽くなってきた気がしたのだが、それが10~15分で終わってしまったのは本当に残念。
まだまだ選手のコンディションが良くなく、何より新加入の選手を始めチームとして機能していないので、ここは辛抱強くガマンするしかないと思う。
個々の選手のポテンシャルの高さはかなり期待ができると思うので、なんとか上手く歯車が合っていって欲しい。さすがに試合終了時点の新加入選手が5人の状態は本当にバラバラでアタマを抱えてしまった。右サイドのジョルジェビッチと朴は何語で会話できるのだろうか。

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個々の新加入選手を見ていくと、新居は巻とポジショニングが被る点が気になったけど、チェイシングも積極的に行い、もう少しキレイにボールを受けられれば、もともと点を取ることを知っている選手なだけに結果を残せると思う。
ジョルジェビッチはまだJリーグに慣れていないだけで、時間の経過とともに頼もしい選手になるだろう。下村はある程度試合が決まってからの登場だっただけに評価が難しいが、パスの面でやはり前任者と比較すると課題が残る。
朴は身体能力の高さやドリブルで持ち込める技術はかなり期待ができる。まっくぐ成長してもらいたい(日本代表的には困るけど)。

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あと、水本にはロングフィードの技術を磨く&出すことを求めたい。
彼には更に1つ上を目指してほしいし、ユニも水本だし。

西部さん、今年もやってくれるんだ。うれしい。