誇りに思う

まあ半分は強がりですが。

ユースからの生え抜きで各世代の代表を経験し、いまや日本代表の中心になりつつあった阿部選手が惜しまれつつ浦和へ移籍
サポーターからは地が割れんばかりの悲鳴の声が聞こえるが、ユースから育て上げた選手が国内最高額の移籍金で移籍するという結果は、クラブにとっては非常に名誉なことであるし、ジェフはこれでもう育成型クラブへの道を正式に歩みだすのだろう。
そのためにはこれからも優れた選手を輩出しつつづけ、いずれは新人選手が「選手として大成したいから」という理由でジェフへの入団を決めるようなクラブにならなければならない。今回はたまたま国内だったが、いずれは海外に「ジェフブランド」としてその名を轟かせる日が来ることも夢見たい。これが終わりではない、始まりなのだ。

ただし、選手が評価されるためには、これからもタイトルを獲り続け、周囲から評価されるクラブであり続けなければならないし、何よりサポーターとともにクラブが成長していかなければならない。成績が伴わなければ、選手が育ち・評価を受けるチーム戦術ではなくては、そのプランは成立しない。
そもそも来期4億円減収してしまっては何の意味もない。

そのためにも今期「アジアに挑戦する」と公約を掲げながら、シーズン途中に監督の交代を促し、その後中心選手を始め、有能なGMを精神的に不安にさせた上、チームから離れさせ、結果リーグ11位に終わった責任を取って、淀川社長には退職いただきたい。

何より顧客であるサポーターの心を離れさせたことは、経営者として失格だろう。

11月に買ったCD

最近は自分の守備範囲を広げるべく、旧譜中心に購入。ナップスターで聴いたり、TSUTAYAで聴いたりしたのも含めると、とんでもない量になりますが、とりあえず購入したものだけをリストアップ(笑)。

UNFIXED MUSIC / 鈴木正人
リトル・クリーチャーズの鈴木正人さん初のソロアルバム。この作品もそうだけど、リトルクリーチャーズでの活動や、UA、安藤裕子をはじめとする数々のプロデュースワークに対する評価がまだまだ低い気がするのは、なんだかもどかしいものがある。

スタイリステッィクス / スタイリスティックス
キムタクのギャツビーのCMでガンガンに流れていた「ラブ・イズ・ジ・アンサー」を初めとする極上メロディアス&ハーモニー・ソウル(てジャンルはないと思うけど)な世界が展開。個人的にはプリンスがカバーした「ゴーリー・ワウ」が一番のハイライト。

Fresh / Sly & the Family Stone
スタイリスティクスもそうだけど、こっちもプリンスのルーツ・ミュージックであることが確認できる1枚。

Specials / The Specials
スカ、レゲエは、オサレな人が聴くものだと思っていて、全く守備範囲外だったのですが、やはり評価の高い作品というのは、時代やジャンルの垣根を越えて訴えかけてくるものがあります。


One Step Beyond… / Madness

フジの感動のステージを見て以来、ずっと気になってはなっていたけど手を出さずじまいだった1枚。明るくなる、というかたのしくなりますね。スカとか。

2006 J1リーグ戦 第34節 千葉vs横浜FM

12月2日(土) 2006 J1リーグ戦 第34節
千葉 0 – 2 横浜FM (14:00/フクアリ/17,175人)
得点者:’5 坂田大輔(横浜FM)、’74 田中隼磨(横浜FM

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今シーズン最終節の試合だが勝利を飾ることができなかった。
アマル監督が言うように、「今日、試合に出たメンバーからすると、運がどちらに傾いたとしてもなかなか難しいメンバーだった。実際にそのメンバーで前半の4分に点を取られていたようでは試合にはならない。」そう、坂田のゴールで試合の方向が決まってしまった。

前代未聞の珍事、サッカー協会会長の意図的な失言により、シーズン途中でのチーム体制の変更を強いられ、後任監督、選手ともに非常に混乱した状況に陥った。また、W杯開催に伴うリーグ戦の夏場の過密日程、ヤマザキナビスコ杯の決勝トーナメント、約1週間で3試合をこなすA3への参加、そして各世代の代表への提供という過密日程は、文字通り選手を壊した。
この2点は確かに事実であり、成績不振の原因には成り得るけれど、それ以前に「シーズンを通して十分戦える戦力が整っていたか?」という問いに対して「No」という答えを返さざる得ない状況にあったことを認めなければならない。

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今日の巻は那須に競り負けていたし、周りの選手は巻が何故競っているのかという理由を忘れていた。DF陣は、坂田、狩野、吉田のスピードに翻弄されていた。(坂本と工藤はポジションが逆であれば対処できた様に思うが)再三カウンターで、前半は左サイド、後半は右サイドを崩されていた。
相手に簡単にクロスを上げさせてしまう点、最終ラインからの組み立てができない点、ムダ走りを本当にムダ走りにし続ける状況判断の悪さ、またその際のオプションの少なさ、セーフティに行き過ぎて“危険なプレー”を選択しない姿勢、そしてフィニッシュにつながるプレイの精度の悪さ、そういった課題は最後までホームでは改善されなかった。
世間に「走るサッカー」と言われすぎ、過度に気負いすぎてしまい自分たちのサッカーを見失ってしまっていたように思う。
そして、本来のジェフのサッカーを疲労するには選手が足りなすぎた。

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あと、監督交代前と明らかに違う点は、「集中力の欠如」である点は忘れてはならない。成績が低迷する前は、そう簡単にホームで失点するチームではなかった。また、ゲームの入り方にしても、“いま思えば守備的”であったことを。そして、先代のオシム監督も、2004年シーズンの国立で浦和に0-4、翌年の鹿島に2-4で負ける(まあこれはジョージさんにやられたわけですが)という大敗があったことを。

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もう一度思い出そう。ボクらは弱者であり、常に挑戦者であり、“パルチザンの精神”をオシム監督から教えられ、それが相手にとって“危険なプレー”であったことを。

それにしても、工藤と孝太のイケイケぶりはおもしろかった。これで水野がいたらどうなってたんだろう、とふと考える。巻と組む選手が点で合わせられる選手になれば、攻撃はおもしろいことになりそうなんだけどねえ。

[Live] 電気グルーヴ フジロック'06 2006.7.29

ファン歴13~14年目にしてようやく電気グルーヴ(以下“電気”)のライブをナマで体験することができた。

電気のステージは、フジ2日目のグリーンのトリ前だったが、セットは前年の2日目のヘッドライナーのファットボーイ・スリムと同じだった(あの巨大モニターの上にDJセットが置かれるやつ)。実質ヘッドライナー扱いだということか。なるほど、第1回目の初日のメインステージのトリのレッチリと、セカンドステージのトリ前(トリはエイフェックス)の電気というストーリーが仕込まれている。つまり、ダブル・ヘッドライナーだった訳だ。

92年当時の電気を知る人間からすると「単なるキワモノだった彼らが、まさかここまで大御所になるとは」と非常に感慨深いものがあった。
デビュー当時電気は“WE ARE”で「日本語ラップグループ」として紹介されていたことが、TMNの「rhythem red beat black」を対バンカバー(?)していたころが、砂原良徳が「カルトQ」のYMOの回で、素人を押さえて優勝したことが、すべてウソのようだ。同一人物にはとても見えない。「俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ」の頃の電気とはケタ違いだ。

ステージの方も、デビュー期(UFO)から現在に至るまでのアルバムのジャケットのアートワークをあしらったVJが使われ(とはいえ、フラッシュパパとオレンジとカラテカはなかった)、なんだか電気のこれまでを総括するようなステージ構成だった。

セットリスト的にも、ニート時代の卓球自身のことを歌った「N.O.」から始まり、生まれ変わってのデビュー作「ビタミン」収録されている、収録するにあたってレコード会社と「インストの曲はいれるな!」と大揉めになった「新幹線」や、あえて岡村ちゃん参加の「オレンジ」から「スマイレススマイル」をチョイスし、「オレンジ」頃の不遇期をブレイクスルーした、「自分達のビートは日本にもあった」という発見を歌っている「A」収録の「かっこいいジャンパー」(そう、地元で見つけたジャンパー)などが歌われ、瀧のコスプレ富士山もあり、最後は「虹」で締める、という長年彼らと人生を伴にした人間にとっては非常に感慨深いステージとなっていた。

何度か曲ごとに、その曲の頃の自分を思い出し涙したりと、自分の半生と照らし合わせ勝手に総括してしまった時間を過ごしたように思う。

ソロになり充実した作品を提供し続けている砂原良徳を含め、ずっとこの人たちを好きでよかったし、はじめて見るステージが、この3万人を超えるフジのグリーンステージでよかったと、こころから思った。

卓球は、テクノ界の重鎮のうちのひとりとなり、日韓W杯の公式ソングのリミックスを手がけるまでになったし、瀧は瀧で、ポンキッキーズへの出演を皮切りに、あらゆるメディアに登場するようになり、いまやミラクルさんとしてOLのハートを鷲づかみである。また、公共インフラのCMで織田信長としても大活躍である。

はじめて電気にふれた日、カラテカをテープにダビングしたあの日のことを今でも覚えている。ハッピーバースデーを始めて耳にして、「やったー!」と声を上げた日を今でも覚えている。虹を聞いて涙を流した日を今でも覚えている。なぜか電気に関する記憶だけは鮮明に頭の中に残っている。

そういえば、高校の卒業式の日にお互い電気のファンであることをはじめて知った、「オレ、明日からN.O.の世界の状態だよ」といっていたキムラくんは、今頃どこで何をしているのだろう。

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Live at FUJI ROCK FESTIVAL ’06
電気グルーヴ
キューンレコード 2007-10-24

by G-Tools , 2008/02/20

2006 J1リーグ戦 第30節 千葉vs新潟

11月11日(土) 2006 J1リーグ戦 第30節
千葉 1 – 3 新潟 (15:01/フクアリ/11,286人)
得点者:’8 シルビーニョ(新潟)、’31 エジミウソン(新潟)、’58 矢野貴章(新潟)、’82 クルプニコビッチ(千葉)

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去年はこんな雨の日の試合をモノにして勝ち上がってきていたのですが・・・。

アマル監督の言うように、選手全体がカラダを張ったプレイができていなかった、また一部の選手が指摘しているように、選手間の意思疎通がバラバラで自分たちから崩れていった試合。

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ここまでの不調を、「監督交代・チーム戦術/フォーメーションの変更」「過密日程による披露の蓄積」「ピッチコンディションの悪さ」「選手が走っていない」等々、いろんな言い訳を考えてきましたが、そもそも「弱いチーム」であることを忘れていたような気がする。
その上、かつてジェフは挑戦者の立場で試合に臨めていたが、オシム監督が代表監督に就任したことによって、ジェフとの試合は格好のアピールの場となり、相手チームのモチベーション高め、前年以上に苦しい戦いを強いられている。特にホームで勝てない点もこのことを証明してくれているように思う。

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その一方で、ジェフの選手も「どの試合でも勝たなければならない」という不必要なプレッシャーを背負い込んでいるようで悪循環に陥っているように見えてならない。
実際、去年11試合あった引き分けは5試合しかなく、しかもその5試合はイビツァ・オシム監督時代のもので、アマル監督に交代してからは1試合の引き分けすらない。

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失っているものは、自分たちが手にしたと思ったものがまやかしに過ぎないことに気づけばもう一度手にすることができると思う。

10月に買ったCD”

10月はいろいろあって(苦)、新譜購入はすくなめ。

39108 / 吉井和哉
ソロ作品は、「at the BLACK HOLE」がいちばん良かった気がする。なんか「無理して昼間の世界に出てきている」そういった違和感を感じてしまう。10年来彼の音楽を聴き続けているから、というのが大きな理由かもしれない。

Sensuous / Cornelius
細野さんの本「アンビエント・ドライヴァー」でも語られていた「引き算」で作られた作品。かといってMumが持つような土着的・民族的な音にはならず、非常にバランスの取れた“小山田クン”的なサウンドに仕上がっている。

The Black Parade / My Chemical Romance
クイーンに影響を受けたことを公言しているように、昨今目にしないオペラ風のコンセプトアルバム。見事なクイーン・フォロアーな作品に仕上がっていて好感が持てる。最近だとMuse の音に近いなあ。

PIMP OF THE YEAR / SOIL&“PIMP”SESSIONS
タワレコのジャズ・キャンペーン?に影響されて、最近ジャズを聴き始めているなかで、意外とめっけもんだったJ-Jazzのアーティスト。Pe’zの次に聴くには良いのではないか、と思う。ジャズはとりあえずあとマイルス・デイビスの「Kind of Blue」と「Bitches Brew」を聴き込んでいるところです。誰か教えてください~。

Artifact / STS9
タワレコの店頭で流れていたライブDVDが激良かったので思わず購入。ライブDVDの方がいいかも(笑)。しっかし今年の朝霧に来てたのを見逃したのを知ってちょっとショック。

2006 ヤマザキナビスコカップ 決勝 鹿島vs千葉

鹿島 0 – 2 千葉 (14:09/国立/44,704人)
得点者:’80 水野晃樹(千葉)、’82 阿部勇樹(千葉)

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阿部の2点目のヘッドが決まってから、涙が止まらなかった。

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2年半前の同じ国立での鹿島戦、ストヤノフが不可解なレッドカードで退場となり2-4で負けた試合のイメージもあり、正直いやな予感がしてならなかった。また、昨年の覇者であるという事実の反面、タイトルつまり勝利に対する欲望が薄いのではないか?という疑念がしてならなかった。
この1年で「ボクらは、どうしてここまできてしまったのか・・・」と思うほど様々なこと(なぜ監督が代わっている? なぜこのリーグでこの順位にいる? なぜ強奪される形でそのポジションにいる代表監督は不可解な批判を受けなければならない? なぜ巻は会長に名指しで「ヘタ」呼ばわりされなければならない? なぜGMはチームを去らなければならない?)が起き、チームが大きく揺れている状況のなかで、周囲を雑音を吹き飛ばす為には、確かに「勝利」を収めるほかないのだが、果たしてそれがどこまで勝利へのモチベーションへと繋がっているのか、というのは本当に不安だった。

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試合の内容に対する正直な感想としては、鹿島のチーム・コンディションが悪く、その差が出た試合だったように思う。春先のフクアリでの鹿島戦での死闘に比べれば、やや弛緩した感覚は拭えなかった。何より千葉が最も恐れる“小笠原”は、もうそこにはおらず、鹿島の“水野様(笑)”に位置する内田不在が大きく試合結果に影響したことは否定できない。
そもそも千葉はスピードのある仕掛けてくるタイプの選手に弱いことは明白なはずなのに、それを有効に突いてこない采配のミスであることは、相手サポータからも見て取れた。後半はじまってすぐのアレックス・ミネイロや柳沢のシュートのどれかが決まっていれば結果は大きく違っただろうが、千葉は運良くそして集中力をきらすことなく失点を防ぎきった。

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かつての千葉であれば、ストヤノフ、クルプニの2人の外国人の不在、結城という控えDFの不在という条件が重なれば、チーム状態はボロボロになっていてもおかしくなかったが、その穴を先代のオシム監督がサポーターも理解できないほど我慢して使い続けた中島が見事に埋め、主力の不在を全く感じさせないプレーを披露していた。何より中島は、自身のポジショニングが年を追うごとにトップ下、ディフェンシブ・ミッドフィルダー、リベロと後ろに下がってきたという経験から、最終ラインにいながらドリブルでフィニッシュに持ち込める稀有なプレイヤーとして大成していた。先代のいう「ディフェンスの選手であっても、相手のペナルティーエリアでは、フォワードの選手のプレイを」という言葉をまさに体現する選手だった。かつて中島は仙台で戦力外通告を受けた選手だというのに。

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また、去年はこの国立のピッチに立てなかった水本は、日本代表の名に恥じない日本を代表するセンターバックに成長し、この日も相手フォワードに仕事をさせていなかった。巻は今日もカラダを張ってチームを有機的に機能させていた。相手フォワードのポストプレイが機能不全に陥っていたことを見れば、「独りで」彼が何をしていたのかは明白だろう。なぜ水野が再三突破を見せることができたのか、後半坂本と羽生のコンビネーションで危険なプレーを見せることができたのか、それは巻が相手DF2人を引き連れていたからに他ならない。

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プロ9年目の25歳のキャプテンは、老獪に相手のカウンター・チャンスをつぶし、80mを走りぬけフィニッシュまで持ち込むプレイを披露するなど攻撃に絡み、ロングフィードでチャンスを演出していた。そして試合を決めるヘッドを叩き込みすべてのサポーターに歓喜をもらたらした。

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試合終了のホイッスルが鳴った時、そして2つの得点時に、千葉には外国人プレイヤーはひとりもいなかった。「日本のサッカーとは何か?」その答えがこの試合にはあったはずだ。世界に誇れる日本のサッカースタイルがここにはあるはずだ。千葉はこれを失ってはならないし、日本代表もいま自分たちが手にしているものの価値を見誤ってはならない。日本代表はまだ完成形の20%にも達していないのだから。

2006 J1リーグ戦 第27節 鹿島 vs 千葉

10月14日(土) 2006 J1リーグ戦 第27節
鹿島 0 – 4 千葉 (15:04/カシマ/15,315人)
得点者:’9 阿部勇樹(千葉)、’21 阿部勇樹(千葉)、’51 阿部勇樹(千葉)、’78 山岸智(千葉)

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カラダの調子が悪いし、仕事で待機していなければならないはずなのだが、気が付けばハイウェイバスに乗って鹿島に来ていた(汗)。

試合の方は、勝たせてもらった試合だと思う。こういう時もあるんだなと、いうことを思い出した。クルプニを中心としてパスミスを連発してビルドアップが全くできていなかったのに、こんな結果になるとは夢にも思わなかった。(ただ、全体的にボールに対するカラダの入れ方が上手かったように見えた。そこが意外と効いていた気がする。)あと、阿部のFKが決まるのを約2年ぶりに見ることができてうれしかった(最近だと蹴るのも珍しいしね)。

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今日は勇人がよかった。すべてのエリアにおいてボールに対する寄せが尋常なレベルではなかった。坂本の厳しいマークにもしびれたし、水本もインドに行っていたとは思えない動きをしていた。レギュラーのDFが2人不在という状況で鹿島相手に審判に助けられた面もあったとはいえ、無失点と言うのは非常に収穫があったといえると思う。

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巻は独りでカラダを張っていた。最後はマイボールにする割合も高まっていたし、何より走れていた。そして、山岸自身が語っているように、チームに勝ちをもたらす山岸のゴールを呼び込む潰れ役は見事だった。いくらテクニックがあって華麗なプレイを披露できても、結果を呼び込むプレイができなければ、意味がないことを初夏にわれわれは知ったはずなのに・・・。

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それにしても夏の苦しい時期がウソみたいな勝利。やはり夏場の過密日程が異常な事態をもたらしていたのだろう。ボクはこのサッカーがずっと見たい。これはジェフのアイデンティティだ。だって犬は走るものだから。

あってはならないことが起きている

グルノーブルからオファー 強化責任者として祖母井氏

いちばんあってはならないことが起きている。
実態としては追放に近いかたちらしい、というのが一層不可解だ。これまで積み上げてきたもの、好循環に回ってきたものがすべて瓦解してしまうだろう。「サポーターの声を無視して」という言葉は、多くの人を思考停止に追い込むので表現を変えて言葉にすると、単に、当事者である淀川社長は客商売を理解できていない。自分の今いるポジションで何ができるのか、何を得ることができるのかが全く見えていない。ビジョンがない。想像力がない。ビジネスマンではない。時間を過ぎるのを待っているだけの年金生活者だ。

すくなくとも来年のシーズンチケットの購入はためらってしまう。それが消費者心理ってやつだ。いぬちだって終わるだろうし、またジェフは代表から、世間から認識されない時代が来る。
それにしても、いつかは別れがやってくる、それはわかっていたものの、あってはいけない形で、ボクらは奪われてはいけないものを奪われすぎた。そして、彼は、彼らは自分たちが失っていっていることに気づいていない。

9月に買ったCD

もうちょっと買ってた気がするけど9月はこんな感じ

Modern Times / Bob Dylan
いまはこれを掛けながら九十九里浜をドライブしたい。夕日がわたしを出迎えてくれるまで走り続けたい。

Sam’s Town / The Killers
前作の方が絶対に良かった、と思う。まあ、前作には非常に苦しい時期を精神的に助けられたという強い思い入れがあるので、一概に比較することができないのですが。

Pieces of the People We Love / The Rapture
こっちも自分の期待が上回ってしまった感じ。ただ熟成されたグルーヴ感は心地よいし、ただ単に自分が理解できていないだけかもしれない。でもやっぱりライブ向きのアーティストなんだろう。サマソニのステージも激良かったし。

Ta-Dah / Scissor Sisters
そういえばシザー・シスターズもフジのライブは最高だった。最高のパフォーマンスだった。にしても中期(Station to Staiton近辺)のボウイ好きにはたまらないアーティストだ。

MAKESHIFT FEELGOOD / X-PRESS 2
9月のベスト。M2の“WITCHI TAI TO”は今の自分のアンセム。M6にはTHE MUSIC のロブがヴォーカル参加している。