生涯ベスト3に入る間違いなく入るライブ。これまで数百というステージを観てきたけれど、パフォーマンスとしては至上のステージ。
「柵の中で観た」というのは今でも自慢のタネだけど、間近でみるとヴォーカルの音域・音質を自在に操るパフォーマンスは正にアートそのもの。本当にステージ全体が1つのアート作品として完成されていた。
これだけの「本物」を体験してしまうと、その後触れた「紛い物」の醜さが一層際立って感じてしまうようになったと思う。
サポートにマトモスが参加していたのもツボ。
生涯ベスト3に入る間違いなく入るライブ。これまで数百というステージを観てきたけれど、パフォーマンスとしては至上のステージ。
「柵の中で観た」というのは今でも自慢のタネだけど、間近でみるとヴォーカルの音域・音質を自在に操るパフォーマンスは正にアートそのもの。本当にステージ全体が1つのアート作品として完成されていた。
これだけの「本物」を体験してしまうと、その後触れた「紛い物」の醜さが一層際立って感じてしまうようになったと思う。
サポートにマトモスが参加していたのもツボ。
8月24日(日) 2008 J1リーグ戦 第22節
千葉 0 – 1 川崎F (19:03/フクアリ/14,242人)
得点者:26′ 鄭大世(川崎F)
「どういったパスを出せばいいかということを、もう少し頭を使いながらやらなければいけないと思う。たとえば、頭を使って自分たちをもう少し休ませるとか、そういったことをやらなければいけない。攻撃陣については相手のDFがやりにくくなるようなポジショニング、自分のポジションを下げてボールを受け取ったり、そういった動きをしなければいけないと思う。」
結局行き着く先はそこか。オシム監督と全く同じことを言っている。
ここ数年負け越していることもあって、川崎フロンターレに対しては、アレルギーとも言える苦手意識が生まれていて、ジュニーニョ、黒津、チョン・テセ、中村憲、谷口といった名前がならぶ、先発メンバー表を見ただけで気が滅入る想いがした。
さらに、ボスナー、戸田そしてミシェウが出場できないことは把握・予想していたが、谷澤まで欠場とあって一方的な試合展開をイメージしてしまった。
試合が始まってみると、中盤そして最終ラインの選手によるジェフの執拗なチェックで、相手選手を自由にしなかった。さすがにここまでチェックが厳しいと川崎の攻撃を抑えることができることを知り、逆にオシムサッカーがどれだけリスクを犯していたのか、ということを再確認させられた。
谷澤を中心とした攻めが確立しつつあった為、今日代わりに入った根本を見ると、キックの精度は谷澤には無いものを感じるが、(フリーの場面では問題ないが)攻めのリズムが途切れ、効果的な攻めを構築できていなかったように思えた。代わった松本に関しては、監督が言うようにはじめはよかったものの、オフザボールのポジショニングを中心としたプレイのクォリティにやはり難があり、特に同じ再度の坂本がボールを持った時、目の前に広大なスペースがあるにもかかわらず、坂本の方に駆け寄ってしまう始末だった。改めて課題を突きつけられた1日だった。
川崎に対して脅威を感じず、今年の団子状態を再認識したのだが、誤審とも思われる失点の1点による敗戦で、なんとなく負けてしまった感じがしてしまうのが、かえって降格に対して危険なように感じた。
前半の惜しいシュートに見られるように工藤の成長がやはり著しい。成長が楽しみなだけに高いレベルでのプレーを続けていって欲しいし、それを見守っていきたい。
今期のJ1リーグは「絶対に勝てない相手はいない」ということを再認識した。やるべきことは単純なはずだ。
8月16日(土) 2008 J1リーグ戦 第21節
柏 1 – 1 千葉 (19:04/柏/10,266人)
得点者:65′ 新居辰基(千葉)、80′ フランサ(柏)
勝ち点2を逃したのか。勝ち点1を手にしたのか。
ミラー監督が「自分自身、ジェフが最下位にいるチームだとは思っていないし、もっと上に、現在、混戦になっているところに入っていければいいと思っている。」と語っているように、今シーズンから加わった選手が機能し始めたことやコンディションの落ちていた選手の復調もあって、試合内容として戦えるチームになってきた。
青木良の攻め上がりは非常にスムーズ・効果的になってきたし、谷澤もボールを預けることである程度の結果を残してくれる選手という信頼も生まれた。戸田の老獪なプレーは「手を使う」ということで賛否両論があると思うが阿部が抜けてからわれわれに何が必要だったのかを証明してくれる。戸田はもっと評価に値する選手だと思う。それだけに次節の出場停止は残念だ。
監督が語るようにカウンターでかつ数的優位の場面でゴールを仕留めることができないのは確かに「残念」だ。あのチャンスのうち1つでも決めていれば勝ち点2を逃すことはなかった。チーム状況を鑑みても迷っている場合ではないから、新居が証明したように先のプレーのイメージを持ってゴールを仕留めなければならない(ゴールが決まって全力疾走でベンチに駆け寄り監督に抱きつく新居。こういうところがカワイイ)。今日は工藤はいいシュートを放つことができたが、いつもクロスバーの上にふかしてしまう選手は逆にキーパーに当てるイメージでシュートを放ったほうがいいのではないだろうか。
フランサはピッチ上にいるだけで怖さが伝わってくる存在だったが、前節100試合出場を達成した池田が、フランサにマンマークで付く形で(時には中盤まで釣り出されていたけど)フランサを自由にさせなかったのは影のMVPであると言えよう。でもやっぱり怖かった(笑)。
次節はボスナーと戸田が欠場。中盤の流動化を生み出していた戸田が欠場し、斉藤・下村・中島の組み合わせで中盤と最終ラインが形成されるものと思われるが、フィジカルが強く、スピードのある選手が多いだけに、ここはなんとか対策を考えたい。果たして、川崎戦にいい思い出と苦い思い出のある米倉の起用はあるだろうか。
8月9日(土) 2008 J1リーグ戦 第20節
千葉 3 – 1 鹿島 (19:00/フクアリ/16,190人)
得点者:42′ ボスナー(千葉)、68′ 巻誠一郎(千葉)、70′ 本山雅志(鹿島)、77′ 巻誠一郎(千葉)
鹿島は小笠原、内田、マルキーニョス、野沢を欠く布陣で、一方千葉側はベストな布陣。まずここが大きなポイントだった。試合開始直後は、鹿島に押し込まれる場面が目立ったが、巻のオフサイドによるゴール取り消しのあたりから、新加入のミシェウにボールを預けると、そこで十二分なタメが作れることが実証され、ミシェウを基点とした厚みのある攻めを展開することができ、首位と最下位の試合とは思えない試合展開になっていった。
ミシェウのボールキープと狙い済ましたスルーパスが目立っていた一方、斉藤に代わってスタメンとして名を連ねた戸田がピッチ上を上下運動を激しく行い、攻守のバランスを取り、要所要所で狡猾なファウルを犯して相手の攻撃の目を摘むプレイも見逃せないポイントだった。
ダニーロが不用意な2つのファウルにより早々にピッチからいなくなったことで、ジェフは試合をコントロールしやすくなったものの、10人の鹿島に対等に試合を運ばれていった。ただし、そこから青木良のオーバーラップに見られた積極果敢な攻めの感覚をつかんでいけたように思う。
セットプレーの2得点については巻の真骨頂だと言えるだろう。ロングボールの対応に関しては、大岩、岩政に主導権を握られていたものの、2ゴールという十分な結果は日本代表にふさわしいプレーだったように思う。特に2ゴール目の低目のボールに対して頭で行ったプレイは、ドイツW杯前の最盛期の姿を彷彿とさせ、コンディションの復調をより印象付けられた。
それにしてもやはりミシェウ。ミシェウという前線での起点が生まれたことで工藤のオフザボールの動きはより効果的になり、今日は出場のなかった新居やレイナウドと組むことでさらなる可能性が生まれそうだ。
とはいえジェフは最下位。星取り勘定は必要なく、目の前の勝ち点、ゴール、そしてボールをつかんでいくことで最終節の試合終了のホイッスルを迎えるしかない。
2日間の晴天に恵まれ、全体を通しては過ごしやすかった今年のフジロック。ただ出演者に華が足りないのがなんとなく消化不良な気分になっている原因でしょうか。ただやっぱり、名前に力はなくても出演者の個々の演奏スキルは素晴らしいものがあったと思う。JAKOB DYLAN OF THE WALLFLOWERS、mice parade がベストですかね。GOTYE、FAOLS も良かった。
7/25 金曜日
7/26 土曜日
7/27 日曜日
7月20日(日) 2008 J1リーグ戦 第18節
千葉 0 – 1 G大阪 (19:04/フクアリ/15,450人)
得点者:89′ 山崎雅人(G大阪)
家に帰ってビデオを見て「ああ。橋本だったか。」と納得。
前半、山口・中澤の相手CBに対して巻は見方の最終ラインからのフィードをかなりの確立でマイボールにしていくも、下村・工藤・谷澤・根本との連携が取れないため、フィニッシュの形まで持っていくことができない。根本のクロスは非常に「危険な」クロスを相手ペナルティーエリアに放り込むも、そこに巻しかいなければ得点の匂いがしなくて当然だと思う。
イビツァ時代のビデオを見るとゴールのシーンにはジェフの選手が少なくとも4人は写っている。ほぼどのゴールのシーンでも。1人の特別な能力を持った選手がいない限りは、得点に関してはここに大きな課題があるような気がしてならない。今のジェフはカウンター主体の戦術を取っているのだから、カウンターを仕掛けるときに躊躇は必要ない気がするのは私だけだろうか。以前であれば、カウンターを喰らい数的不利の局面に陥ることで相手ゴールを許してきたが、今の「6バック」の布陣であればそう簡単にゴールされることはないだろう。だからこそ特に中盤の選手にはもっともっと思い切りのよさを求めたい。
ロスタイムの失点は、悲劇ではなく必然であって、あそこまで一方的に攻め立てて岡本のすばらしいセーブでなんとか得点を防いでいただけであって、あれはガンバ大阪にとっての悲劇だったと理解しなければならないと思う。
また、失点の場面で外に張っていた橋本がスルスルと内に入りボールを受けたことで、あの攻めの形が構成されたことは見逃すことはできない。これが継続による力なのかもしれないけれど、今のジェフにはアイデアが足りなすぎる。まあ。この状況では精神面での余裕がなくて当然なのだが、ジェフには集中力を切らしてしまう選手が多いことを考えると、ただただ残念でならない。
例年通りフジロック予習用にいろいろ買い込んだものの、なんだか佳作ばかりの印象。ジェイコブ・ディランはよかった。
コールド・プレイの新作がアルバム全体としてみた場合、情報が詰め込まれすぎて聴き手が消化不良になるという作品だったので、ちょっと残念な思いをしたのですが、シガー・ロスのこの新作は、フラッドのバランスを取るといういい仕事が光って、なかなかの作品に仕上がっている。
ただし、やはりシガー・ロスの持っていた音の幻想的な世界観がかなり俗世的になってしまっているのが残念。入門編としていい作品。ただしシガー・ロスが「プロダクト」を生産しては意味がないのかな、と一方でいじわるなことを考えてしまう。
7月13日(日) 2008 J1リーグ戦 第16節
千葉 0 – 3 札幌 (19:03/フクアリ/12,494人)
得点者:2′ 中山元気(札幌)、13′ ダヴィ(札幌)、60′ ダヴィ(札幌)
彼らは、目の前の相手選手ではなく「降格」の2文字と対峙し、そして敗れた。
前半を早々と2得点を奪われたが、過去に0-2の場面から逆転負けした試合は幾つもあるので、ゲームが決まってしまったとは思わなかった(むしろ思わないようにした)が、キックオフ直後から、相手の前線からの激しいプレスに圧倒され、選手たちが萎縮していくのを見ると、その希望がかなわぬものであることが徐々に悟った。
これまで何度も、そして何処でも言われてきたことだが、縦への動きつまり相手に向かって仕掛ける積極性にまるで欠け、セーフティに行き過ぎる傾向が強い。特定の選手には失望感じることが多いし、ボールを持ったときだけでなく、守備の場面でも不可解なポジショニングでクビをかしげる。戸田が復帰すれば解決するのだろうか。
後半、巻と同時に投入された米倉はゴールが見えたら必ずシュートを放っていた。気持ちを前面に出ないものの(確かに守備面や見方の選手がボールを持った際の動き出しなどにはまだまだ課題が残るものの)「やるべきこと」を理解している彼のプレーの先に目指すべき答えがあるような気がしてならない。
「オーストラリアのベック」と呼ばれているらしいが、男性版(少し前の)ビョークもしくは、ワールドミュージックのエッセンスの薄いピーター・ガブリエルといった、ファルセットが切ないアーティスト。この曲以外にも曲1つひとつのクォリティは秀逸なのでフジの中でのどんなパフォーマンスを見せてくれるのか大変たのしみ。
7/26(土)14:00@レッドマーキーに集合!ですね。