フジロック'05 その他雑感

orange court

■よかったステージなどなど

初日
・Foo Fighters (デイブさん、あなたオモシロすぎです!)
・The Pogues
(シェインさん酔いすぎ!コップの中身は結局全部こぼしていた様な)
・Coldplay (前回より音がよくなってた。MCはちとワルのりしすぎ。)
・The Longcut
2日目
・ブラフマン (30を過ぎてもトシロウはトシロウでした)
・Dachambo (何気なく通りかかって、ほぼ全部見てしまった)
・MAXIMO PARK (UK出身なのにライブのクォリティが高くておどろいた)
3日目
・くるり (あのMCの後に「青空」をやった。ズルすぎ!)
・Moby (ヒット曲中心の安心の展開。やっぱいい人です。少し太ったかも)
・Royksopp (盛り上がりまくりなのは言わずもがな)
・THE PEACE IN LOVE PERCUSSIONS (ジュノ・リアクターの現地版!という感じ)
・New Order (”regret”を聞くことができて、思わず涙が・・・)
・Mylo (DJプレイをするのかと思ってたら、楽器鳴らしてたので笑えた)
■その他雑感などなど
・THE PEACE IN LOVE PERCUSSIONS に熱狂してて、
ポカリのひこうき雲のやつを見逃した。
・The Musicは成長が停滞してる印象を受けるライブだった。
やっぱり裏の Prefuse 73 に行けばよかった。
・何よりの心残りはブラフマンのトシロウにサインを
もらうチャンスがあったのに、
トシロウがあまりにまぶしすぎてためらってしまった・・・。
・モービーでおどり狂って、会社のケータイを雨に濡らして壊した。
・もち豚丼を2杯、串は1本食べた。
 ちなみに3日間のこれ以外の総食事メニューは、
  オアシス: インドカレー、シシカバ、タンドリーチキン
  アヴァロン: グリーン・カレー、タイラーメン、イタリア丼
  FOH: 沖縄そば
  オレンジコート:スペアリブ丼
以上。

フジロック2005妄想日記 3日目

3日目。3日目は何と言っても「Sigur Ros」である。
むしろ今回のフジは、このシガー・ロスのためにあるといって過言ではない。前回の来日は、文句なしの人生ナンバーワンライブ!だったので、そりゃ期待するなって言う方が無理な話なのである。
前回の東京国際フォーラムのステージでは、荒涼とした風景の先に、なんというか魂はもちろん「人生」そのものを持ってかれた感覚に陥ったので、あの感動を超えるミラクルが起きるのか否か、その辺もぜひとも見極めて行きたい。
→シガー・ロスのライブについてはこの辺をどうぞ(渋谷陽一の部屋)

http://www.rock-net.jp/shibuya/sigur.html

上では「体験記」のはずなのに気構えが書かれているが、その辺は置いておいて、当日の朝からの行動を書き記していきたいと思う。
昨日よりは若干客数が減ったようで、テント張り競争も比較的余裕で勝利。朝いちのグリーンのステージでは、「The Knack」がマイ・シャローナを5回ほど演奏していて飽きてきたので、朝食がてらにテント張り組みを従えて奥地へ向かう。
アヴァロンで朝食を取った後は、昨日のアヴァロンでよかった「THE PEACE IN LOVE PERCUSSIONS」をオレンジで見て、さすがに疲れも溜まってきているので、そのままフィールド・オブ・ヘヴンでまったりとして過ごす。
同行者たちが「SOUL FLOWER UNION」を見るためにホワイトへ集合しているが、ひとりテントへ戻り、寝ながら「EGO-WRAPPIN’」を聴く。寝ながら聴けるところがフジの醍醐味だな。昔ニール・ヤングを寝ながら聴いて以来、ある意味ふっ切れて無敵な状態になった気がする。
癒し系の「Aqualung」を軽くチェキって昼食を取り、テントから離れるのが億劫だったという前向きな理由でグリーンの「くるり」を見る。その後はくるりと同じ理由で「The Beach Boys」を見る。途中で「BOOM BOOM SATELLITES」を見るためにホワイトへ移動しようかと思ったが、「Royksopp」~「Moby」という流れにすることに決定。
モービーの後は、2年前にサマソニで見たので「The Mars Volta」はパスして、晩飯などを食べ、トイレにも小まめに通い、トリに備える。グリーンのトリ「New Order」は、本当なら全部見たいが、頭3曲だけ聴いて「Sigur Ros」に備えるために移動。
シガー・ロスのステージは、常時目が涙で歪んで3割増しで世界が美しく見えた。シガー・ロスの後は、グデグデのボビーを横目にレッドマーキーへ向かい「SUGIURUMN」、「Mylo」と最後の力を振り絞り踊る。当然ここで力尽き3日目も終了。
「来年はU2だよな」
と毎年同じことをいう同行者たちのひと言は、今年のフジが終わったことを告げる合図でもある。

フジロック2005妄想日記 2日目

2日目。テントを張り終え同行者たちにテントの場所を伝えた後は、今年の新人チェック第1弾「The Dresden Dolls」を見るためにレッドマーキーへ。いきなりの単独行動。年々歳を取るとともに勢いは衰えているものの、その傾向は相変わらず。
見終わって、とりあえず基地のテントに戻ってみると、同行者たちは昼寝中。「今年は初心に立ち返って寝ない」と豪語していたけど、結局は寝てる同行者たち。しかし、いったん「SHERBETS」が始まると一目散にステージに駆け寄る。さっきまでとは別人のようだ、同行者たち。
そんな同行者たちの口グセは
「ブランキーもミッシェルもメンバー全員来てるんだから、やれよ」
もっともである。
その後、同行者たちは「都会は飽きた」といって奥地へ向かったが、ひとり「MAXIMO PARK」を見るためにテントでお留守番、というより寝る。
マキシモ・パークを適当に見た後は、腹が減ったのでメシを食いつつ新人チェック第2弾「The Bravery」に備えてレッドマーキーに陣取る。中は蒸し暑いが、時折吹き込む風が心地よい。
その後は、スカパラのステージを横目にサンボを終わり2曲ぐらいは見たいので、奥地へ向かう。入場制限になってそうで不安だが関係なしに奥地へ向かう。フィールドオブヘヴンにたどり着き、アイスカフェオレを口にして「Amp Fiddler」をステージを見つつまったりと過ごす。
朝から完全にひとりだ。まあいい毎年のことだ。
「My Morning Jacket」がヤバイと聞いていたものの、アヴァロンで1回目の夕飯を食べながら「THE PEACE IN LOVE PERCUSSIONS」を見て「GANG OF FOUR」を見て「Beck」を見るためにグリーンまで舞い戻る。気が付けば日が暮れている。
その後は同行者たちと合流してトリのファットボーイを完全に無視した、「Dinosaur Jr.」、「LOSALIOS」、「BRAHMAN」という流れに。
夜の部は、「VITALIC」は見たかったが、疲れたので「TOWA TEI」だけちょっとのぞいて「あーはやい、あと1日か」と思いつつひとり先に宿に戻る。

フジロック2005妄想日記 初日

ことしも始まりましたフジロック
ということで去年に引き続き、フジ妄想日記を書き綴ってみたいと思います。去年は「ダマされた」とか「コメント書き込めねえ」など、数多くの方々からクレームをいただきましたが、今年も容赦なく展開です!
では早速。初日(7/29)、恒例の大将のあいさつで今年もスタート!
「ことしは晴れてほしいと思っているから、きっと晴れるよ!」の言葉どおり快晴。2年連続で雨だったこともあるので、いつもの年よりも増して太陽のありがたみを感じる。
そのままオープニングアクトの「MASTER LOW」を3曲聴いて、さっそくメシを食う為に会場の奥地へと向かい、フィールド・オブ・ヘヴン(以下FOH)でオーガニックのカフェとグリーンカレーを食べながら「bobin and the mantra」のステージをながめる。のどかだ、そしてこの瞬間が最高だ。
おなかも一杯になったので、去年リハーサルだけ見てサイコーだった「ポカスカジャン」を見るためアヴァロン・フィールドまで戻る。
当然誰も着いて来ずいきなりの単独行動。いつもの孤独な時間のはじまり(泣)。
グリーンの方へ戻るのも億劫なので、そのままFOHで「風味堂」を見るが、「Cake」も見たいので2~3曲やったところで一気にグリーンへ戻る。
特に見たいというわけでもないけど、せっかくなので「ACIDMAN」をレッドマーキーでちょっとチェックして2度目の昼食。こんどはもち豚丼。うまー。
去年腹をこわしたチキンは絶対に食わねえ!!
みんなは「SKA-FLAMES」を見にホワイトへ行ったのに、ひとりグリーンで「「THE HIGH-LOWS」を観賞。
その後は「Kaiser Chiefs」をちょっと見て、その後「Prefuse 73」に行こうと思ってたけど、気が付けば「The Music」の柵の中に入っている。もう30なのにヤバイ。
当然疲れたのでそのままグリーンで休んで「Coldplay」を2年ぶりに見て、「ROSSO」へと流れ込む。やっぱり「The Pogues」に行った方がよかったかしら。気が付けば初日のヘッドライナー「Foo Fighters」。疲れを忘れてこぶしを天に突き上げる。
夜の部は「オールナイト・フジ」へ向かう行列にまったりとならんで、「RYUKYUDISKO」と「卓球」を軽く見て、毎年起きてられなくて見ることができない「DJ KENTARO」にようやく対面。やっぱスゲー!というところで、そろそろ3時を超えるので初日は終了。
明日もテント張りしなきゃいけないしね・・・。

京都スーベニイル手帖 夏秋編

本日街の本屋に行きましたら、沼田元氣氏の「冬春編」に続く、「京都スーベニイル手帖 夏秋編」が売っていましたので、思いがけない出会いに戸惑いながらも購入させていただきました。

今回もモデルの女の子がとってもステキです。
しかし、水着の写真が1枚あるのが、どう考えても冬の時期に撮影したものであることを考えると、とってもかわいそうに思えてきました。でもステキ。

来週末の親子水入らずの万博見学の後に、京都に寄って行こうかと思って、何気に宿を予約しているのですが、上司に「休む」と言っていない。いつ言おう(汗)。(まあ、次に万博に行く時でもよいのだけどね。)

2~3月に買ったCD

ずいぶん遅くなったけど、ひとまず前期分?を公開。
iPodが満杯になってしまった影響で、買ったにも関わらずちゃんと聞いていない作品が結構出てきている。いかんな。

lec soundsystem / lec soundsystem
やはりニューウェーブ・ブームの本家というか震源地はスゴかった。
これだけ贋物が増えてくると、本物の光は眩いばかりで。今年ベスト5の1作。
(本当の本家にはそりゃ負けるけど。)

FULL OF ELEVATING PLEASURES / BOOM BOOM SATELLITES
メディアで結構騒がれていたけど、あまりピンとこなかった。
やはり匿名性のあった初期2作のころの方が個人的には好き。
(期待が大きいのであえて厳しいコメントになっちまったい)

No / New Order
周囲では評判いいけど何か消化不良。できれば昔の延長線上でやってもらいたい。
そう、もっとヘロヘロな感じで。ケムズプロデュースでもOK。

Guero / Beck
「オディレイ」は偉大だった。ダストブラザーズは神だった。
10年経って時代が追いついてしまった感じ。

moby / Hotel
前作は9.11の影響もあって、あのような作品になるのはいたしかたなかったけど、
今作はもっとシンプルに展開してもよかったような気もする。
アンビエントで構成されたオマケディスクは、オマケにしておくのはもったいない出来。
ただ、逆にEnoへの再評価へと繋がってしまうのだが。

White Room / Yoshi Lovinson
これもメディアで非常に高評価されているけど、
前作でガス抜きされてしまった影響か、ちょっとパワー不足。

BREATH / UA
ちゃんと聞いていないので何ともいえないが、もうちょっと徹底的にやってもよかったと思う。
もうすこしオーガニックなエレクトロニカとも言おうか・・・。マトモスとかね。

Frances the Mute / The Mars Volta
すばらしい作品。ただし最後まで通して聞いたことがないけど。

Hot Fuss / The Killers
秋に聞き逃して再発版で知って相当はまる。
王道ともいえる手堅いメロディー展開がいつ聞いても心地よい。
何より飽きない、全曲いい。
ボウイをはじめとするアーティストに指示されてるのも納得。

こいつはただしい

“愛知ネイティブ”じゃない人のための万博持ち物ガイド
ただしい。非常にただしい。
行かないという選択もあるが正しい。
個人的は、藤ヶ丘の手前の本郷からタクシーに乗って行くのがオススメ。
タクシー会社に電話をかけて呼んでおくとなおよし。
3,000円もかからないぐらいで、4人で行けばリニモ代とさほど変わらず(1.5倍程度かも)。

自然との対話ねえ・・・

こういう話を聞くと、ヒトって自然と断絶しちゃってるんだなー、ってよくわかる。

タイ南部でゾウが命救う 津波察知?旅行客乗せ丘へ走る

 【バンコク2日共同】ゾウが津波を事前察知、観光客の命救う─。スマトラ沖地震の津波が起きた昨年12月26日、被災地になったタイ南部の海岸にいた観光用のゾウが、津波の来襲する前に近くの丘に向け“疾走”、背中に乗せていた外国人観光客約10人の命を救っていたことが2日、分かった。
自然の叡智とかいって(すでに言っていた方のほとんどはプロジェクトに関わってないけど)、期間限定のアミューズメントパークを作ってるだけの幼稚なイベントやってる国の人間の言うことではないですけど。

12月に買ったCD

年が明けちまったが12月に買ったCD。
DFA Compilation # 2
LCD SOUNDSYSTEM の新作にムネ高まるって感じ。
CCCDでなければ最高なんだけど。
Creature Comforts/BLACK DICE
まだ封も開けていない。
DIRTY KARAT/ROSSO
チバはチバでした。ライブのチケットを人に取ってあげてる場合じゃなかった。
Love.Angel.Music.Baby/Gwen Stefani
ノー・ダウトは聞いたことないけど、プロデュース陣の豪華さに釣られ思わず購入。
期待を裏切らぬ内容で2004年の音を凝縮した作品になってる。結構よいよこれ。
 

チャリをこいでフェスに行ってきた

■sonarsoud tokyo 2004
世界でもっとも先進的なフェスティバル「sonarsound」のサテライト・フェスティバルということで、期待を胸に参加してみたが、単なる中バコのクラブイベント(1日目)と、YMOの再結成ライブ(2日目)だった。
初日は大混乱で、2会場をつなぐ唯一の導線の途中に案内板を表示して、道をふさいでしまったり、会場中がゴミだらけになってしまっていたが、2日目には「さすが日本人!?」と、その2点とも改善されて、多少は過ごしやすくなったけど、それでもやっぱり不満の残るところは何点かあった。
特に、客の誘導面においてド素人丸出しなのは結構痛かった。
特に、Labの入口の係員は、Fonicaの演奏をやっているのに「奥につめてくださーい」とうるさく雰囲気ぶち壊しだった。つか、君(の上)の仕切りが悪いからこうなってるのだよ、と説教したかった。「そういう前に、客席後方に柵で入口と逆側の壁までたどり着ける道を用意して、逆に入口には、手前に入りにくくする柵を立てて、どんどん人が奥にいける、そんでもって人が循環できるようにしないとダメだよ」、と思っていた。
Human Audio SpongeのHallもそうだが、中に人がどれだけ入っているのかを把握せずに人をどんどん入れたり、入場規制をかけたりするのは、フラストレーションを感じるし、何より生命の危機を感じる。(ちょっと本気)
演奏の方は、
・フミヤ
・インタビューを受けているジェフ・ミルズ
・ワタナベ ヒロシ
・スケッチショウと坂本龍一(Human Audio Sponge)
が、よかった。
台風の影響で名古屋で3時間の足止めを喰らっていたレイ・ハラカミは、踊れるセットじゃなかったので、ちょっと消化不良な感じになってしまった。もう1段階サービス精神があってもいいと思う。当然DJプレイにおいてだけど。MCでサービスしてもらったのはうれしかったけど、そりゃちょっと違うのだ(苦)。
スケッチショウと坂本龍一は、当日の客の年齢層を大幅にアップさせていたYMOヲタの方々が、相当ウザかった。自分の荷物のボブルビーのバッグをフロアに持ち込んだり(クローク500円で使えるのに)、3人の登場後、何度も「教授~!細野さ~ん!幸宏さ~ん!」と掛け声をかけ続けるし、YMO時代の曲をHuman Audio Sponge風にアレンジして演奏するとミョウな雰囲気になってるし・・・。
こりゃ死んでも「YMO」って言いたくない、3人の気持ちがよく理解できた。