最近買ったCD – 2010年夏

ずいぶんご無沙汰となりましたが、良作のリリースが続いたので久々に最近購入したアルバムをご紹介。ここでは取り上げませんでしたがM.I.A. の新作がいまいちだったのは結構堪えました(苦笑)。
しかし円高の影響もあって輸入盤が1,000円ぐらいで買えますね。音楽購入以外の面で円高のせいで多大な損失を被っているので全くうれしくありませんが(笑)。

Brian Wilson – Reimagines Gershwin

アメリカン・ポップスの巨匠ジョージ・ガーシュウィンの過去の名曲のカバーと、ガーシュウィンの未完成の楽曲を独自の解釈でまったく新しい曲として生み出した楽曲で構成したカバー・アルバムの域を超えたブライアン・ウィルソンのニューアルバム。
ストリングスを魅力的に扱った古き良き楽曲は、聴く者をゆったりと、そして幸せな気分へと誘うが、1番楽しんでいるのは気持ちよさそうに歌い上げるブライアンであることには間違いない。
前作からあまり間隔を開けずにリリースし、近年精力的な活躍を見せるブライアン・ウィルソンだが、やはり「Smile」が60年代にスケジュール通りにリリースできていればと、どうしてもこのことを悔やんでしまう。

Brian Wilson Reimagines Gershwin
Brian Wilson Reimagines Gershwin Brian Wilson

おすすめ平均
starsBrianとGershwinが作った第一級のポップ・ミュージック
stars子供の心を持ち続ける大人のためのガーシュイン作品集!
starsStandard Jazz でも、いつものBrian Wilsonです

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High Violet – The National

日本では全く話題にも上がらないThe Nationalの新作。前作「ボクサー」は名作で海外の年間アルバムランキングの上位に必ずランキングされていた程の内容であったが、本作も勝るとも劣らない非常にクォリティの高い内容に仕上がっている。特にスケール面でパワーアップしておりU2の「ヨシュア・ツリー」を彷彿とさせる。確かにバンドメンバーはカリスマ性に欠ける面もあるが、だからといって彼らを無視する日本のスタンスは評価できるものではない。

High Violet
High Violet National

おすすめ平均
starsうわぁ〜・・・
stars4ADを代表する歴史的一枚
stars2010
stars開かれたアルバム

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20ten – Prince

「15年前に出せ!Gold Experienceの次の作品として出しとけ!」と思わず乱暴な言葉を投げかけたくなるほど、懐かしの殿下節炸裂の一品。
「懐かしい」というより「素直」といった方が表現としては正しいか。こういうの聞きたかったんだけど評価についてはちょっと複雑。でもこうやって手にすることができたのは良かった。(あまりAmazon.comでは流通していないようでプレミア価格化している・・・)

20Ten
20Ten Prince

おすすめ平均
stars80’s回帰のシンプルさ。けれど新しい。
stars意外に高評価なようですが、正直どうなんでしょう…?
stars渾身の作品
starsまだ、タワーで買えます
starsジャケは笑、中身は最高!

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Suburbs – Arcade Fire

現在最も「世界一のバンド」の座に近いアーケイド・ファイアの第3作目となる最新アルバム。
8/5にはマジソン・スクウェアガーデンでのライブをテリー・ギリアム監督のディレクションのもとウェブ中継を実現したり、Googleとのコラボで「The Wilderness Downtown」のPVを他の凡庸なアイデアと一線を画した、疑いなく全く新しいアイデアで提供するなど振る舞いが世界を牽引するアーティスト然としてきている。

その様な状況下で生み出された今作は、前2作と大きな方向転換を図ることもなく、まずは自らのアイデンティティを確固たるものとすべく、浮つかず地に足の付いたものとなっている。この真摯な姿勢に付いてきて本当によかったと思えるほど、彼らはぼくらを裏切らなかった。

もし、彼らのことをまだ知らない方は、この3作目を手にするのも良いがまずはデビュー作を手にするのが良いのではないか。

Suburbs
Suburbs Arcade Fire

おすすめ平均
starsなるほど、確かに魅力的な作品。
starsフジで聞きたい!!
stars作品ごとに変幻自在のバンドの3rd
starsとにかく、、
stars素晴らしい

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Familial – Philip Selway

レディオヘッドのドラマー フィリップ・セルウェイ初のソロアルバム。
いくらレディオヘッドとはいえドラマーのソロ作品となると打楽器をフィーチャーした楽曲を想像したが、実際は「ベンズ」のころのメロディを彷彿とさせるアコギ1本で奏でられる魅力的な作品に仕上がっている。

すべての曲のクォリティも高く少し実験的になりすぎたレディオヘッドに、かつてのアコギ曲を求めるファンであれば必聴の1枚であることは間違いない。

Familial
Familial Philip Selway

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Music – フジファブリック

今作制作中に急死したVo/G志村の意志を継ぎ、残されたメンバーによって制作された今作。特にヴォーカルなどが仮の音入れ状態の音源を使用している為かアルバム全体を通して未完成な感が否めない。

だが、聞き込んでいくことでこの未完成さは、ライブ音源を聴いているような粗削りな魅力に変わり、その後は気付くと楽曲のグルーヴ感に引き込まれていることにはっと気付くことが多くなった。
アルバムを完成させたメンバーおよびスタッフに感謝するもやはり志村の件は残念でならない。

MUSIC
MUSIC フジファブリック

おすすめ平均
stars、良いバンドの良いアルバム
starsなんていうか、今風
stars珠玉のアルバム。
stars音楽の力
starsやっぱり、特別

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2 thoughts on “最近買ったCD – 2010年夏”

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