6月6日(日) 2010 J2リーグ戦 第16節
千葉 3 – 0 愛媛 (16:03/フクアリ/11,324人)
得点者:1′ 倉田秋(千葉)、18′ 米倉恒貴(千葉)、38′ 米倉恒貴(千葉)
4試合出場シュート計8本で4得点の米倉。一方ピッチ上でどれだけ苦しんでも得点が生まれない巻。チーム戦術上の犠牲となっている面も強いが何とかそこを打破してゴールを量産して欲しい。
「ジェフユナイテッド出愛シート」は、女性の参加者は可愛らしい方が多かったが、男性は全体的にもっさりしていて勇気を出してエントリーしてくれた女性参加者に対して申し訳ない気分になった、たくさんの方が参加していた様で良かった。
前節の水戸戦での完敗を受けて、ジェフはメンバーを変更。出場停止のネットに代えて巻、サイドバックにアレックスを下げたことで巻との相性を見て太田、そして中盤の底を勇人・工藤の2枚に増やし、逆に彼らの本来の位置にはFW登録として米倉が入る構成となった。
このメンバー構成になり前線で守備に手を抜かない選手(特に太田)がそろうことで、ボール奪取の形と奪った後の攻撃が、(相手が攻めてくることでスペースが空いていたという面もあるが)前節とは違い前線の選手に動きがあることで、パスも出しやすくなり効果的な攻めを展開できていた。
ゲーム立ち上がり直後の相手GKのミスからラッキーな形での倉田の先制点が生まれ、愛媛が攻めてきたことでジェフにとっては理想的な試合展開になった。
ジェフにとって諸刃の剣ではあるが、アレックスが左サイドバックに入り、前線の選手との距離をコンパクトにしさらに起点となることで、ここから愛媛ディフェンスを切り崩せたと思う。また、中盤で米倉が体幹の強さを生かして、特にここぞというポイントで簡単にボールを失わず前を向けたのが大きかったと思う。
しかし試合後の「チームメートには『髪形がパンチパーマだから点が取れたんだ』と言われました」のコメントには笑った。
久々の先発となった巻は、マークが1人だけであったこともあって久々に「効いている」巻を見ることができた。ただ、巻本人だけでなくサポーター全員が望んだゴールは、残念ながら結果を出すことができなかった。
相手エリアのゴールから遠い位置で、巻がボールを競りディフェンスでボールを奪取することで、その裏のスペースに2列目の選手が飛び出しチャンスが生まれていただけに、それでゴールを奪えと言うのは酷な話ではあるが、そこから前線に駆け上がり体ごとボールをゴールに押し込む巻の姿をやはり見たい。
しかしなんと言ってもこの試合の注目は愛媛からはるばる遠征してきた一平くんのパフォーマンスは素晴らしかった。転倒→担架で運ばれるまででも最高だったが、ハーフタイムに車いすに押され場内を一周したのには本当に笑った。
J’s Goal のフォトニュースでこの模様を見ることが出来るので是非ともご覧いただきたい。
#2010/6/7 23:00追記
危うく忘れそうになっていたのだが、この試合前半で3失点したにも関わらず自分たちのサッカーを貫き通し、ボールを繋ぎジェフのサイドを突く攻撃で最後まで攻め続けた愛媛のサッカーには敬意を表したい。運が無く得点できなかっただけで、この試合は最終的にはドローに終わってもおかしくない試合内容だった。
576 thoughts on “J2:第16節 千葉 vs 愛媛”
Comments are closed.