9月12日(土) 2009 J1リーグ戦 第25節
千葉 0 – 1 新潟 (16:03/フクアリ/14,108人)
得点者:20′ 矢野貴章(新潟)
あと1歩が遠い。歯車が噛合えばひょっとしたらこのチームは強いかもしれない。ただ間に合わないのではないかと僕はもう思い始めている。
シュート13本と以前と比較してチャンス不足という課題は改善しているように思う。ただ、無得点という結果が示しているように、サイドを深くえぐってニアに誰か飛び込むといったものではなく、「中に居る選手が決めてくれるだろう」、「とりあえずクロスを入れておけば・・・」といった、かつてイビチャ・オシム監督が忌み嫌った結果に対して責任を取らない「子供のプレー」そのものだった。
批判を集めている江尻監督の選手起用については、バタつきはあったもののコンセプト自体は誤っていなかったように思う。相手中盤と最終ラインのバイタルエリアにボールを持って侵入し、最終ラインの裏を付く形は3回ぐらい相手キーパーと一対一の形まで結び付けていたし、クゼ監督時代の馬場が巻に出したパス以来こうした攻めの形はお目にかかることができなくなっていただけに、監督の思い描くコンセプトが少しずつ形になっていることを確認することができたと思う。
ただし今年はあと残り9試合しなかなく、降格ラインが40前後とした場合最低6試合は勝たなくてはならない。江尻監督の思い描くサッカーが形になったころには審判が下されているような気がしてならない。
少しでも可能性がある限り走り続けなければならないことを去年学んだけど、夏の間僕らは悔いの残るすごし方をしてしまった気がしてならない。
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