世界規模の金融危機を受けて・・・という訳ではないのですが、ずいぶんと購入ペースは落ちています。やはり食指が動くような「新しい音楽」というのが出てこないのか・見つけられていないのかといったところが理由です。
希望としては「バトルズぐらいに音の粒度をプリミティブにして、それをエレクトロニカ調な肌触りでありつつもダイナミックに束ね合わせて、オーケストラのようなアナログでオーガニックで体温が感じられる曲」なんかが理想です。意味不明ですが。
トーキングヘッズのコンビ、デヴィット・バーンとイーノによる27年ぶりの共演作。さほど期待していなかったのですが、欲を捨て去り達観した境地にたどり着けたのか、残りわずかな人生のその日常を、例えば草木のにおい、風のやさしさ、陽の光のあたたかさ等すべてをいつくしむ様な朗らかな音楽が本当に心地よい。
Everything That Happens Will Happen Today
デヴィッド・バーン&ブライアン・イーノ
民生のB面コンプリート集。井上陽水「最後のニュース 」、吉田拓郎「唇をかみしめて」のカバーを聞くだけでも買う価値あり!
本人たちが語るように身構えて作ってしまった「J-POP」と違い、いい意味で肩の力が抜けて作られた非常にバランスの取れた一作。各曲に過去の楽曲の音ネタを織り込み、古くからのファンにとっては、その隠し味がアクセントとなって非常に楽しめる作品になっている。
YELLOW(初回生産限定盤)(DVD付)
電気グルーヴ
デビュー作はマグレだったことがハッキリしたような気がする。非常に残念。
デイ&エイジ
ザ・キラーズ
青柳拓次さんとnaomi&goro の伊藤ゴロー氏によるジャズ作品。ステキなんですけど、もうリトルクリーチャーズの新作は聴けないのかなあ(泣)。ステキなだけにかえってそのことについてすごく考えてしまう。
Radio Indigo
TAKU & GORO
Massive Attack がキュレーターを務めたMELTDOWN FESTIVAL での模様を収めたライブアルバム。リラックスした演奏が3人の大人の態度と先駆者の非常に美しい音楽的進化がまるで結晶のような輝きを放っている。60歳近い人たちがこんな演奏をしれっとできちゃうことは「アート」以外の何者でもない気がする。
LONDONYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN LONDON 15/6 08-
YELLOW MAGIC ORCHESTRA
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