大川のおっかないほどの高さの渓谷を挟んで点在するそれほど大きくない温泉街。「山が観たい!」と勇んで臨んだ今回の旅に百点満点の景観をプレゼントしてくれた自然と温泉以外は何もない本当にステキな温泉街。
今回利用した宿は、東京に帰ってきてから知ったのだけど、明治20年(1887)ごろから営業している由緒正しき「清水屋」さん。今は姉妹館の「藤龍館」に高級旅館の座は譲ってしまっているけど、かつての賑わいをそっと教えてくれる昭和な感じのレトロでステキな旅館でした。朝ごはんから手の込んだ料理を出してくれてそれだけでも本当に感激しました。
茅葺屋根で有名な湯野上温泉駅の中には、囲炉裏があってそれがまた赴きがあって最高でした。写真の様に火が強すぎて駅舎の中がちょっと煙っぽかったけど(笑)。