ノーベル経済学賞、クルーグマン氏 プリンストン大教授

いかん。ウケる。エイプリルフールじゃないしな。しかし素晴らしい。

ノーベル経済学賞、クルーグマン氏 プリンストン大教授
スウェーデン王立科学アカデミーは13日、今年のノーベル経済学賞を米国プリンストン大学のポール・クルーグマン教授(55)に贈ると発表した。自由貿易とグローバル化による影響を説明した新理論が受賞理由。米ニューヨーク・タイムズ紙のコラムも担当し、ブッシュ政権の経済政策に批判的な論調で知られる。

「批判的な論調」じゃなくて文字通り「バカ扱い」ですからね。それにしても素晴らしい。それにしてもこれだけ方々に角を立てる人がきっちり評価されるノーベル賞ってやっぱり凄い。

私レベルの低レベルの人間から見たクルーグマンの凄さは、氏が「ギリシャ文学式」と表現した難解になりがちな経済学の文章を平易な表現でわかりやすくかつ退屈させないという高難易度な取り組みに成功しているからだと思う。(クルーグマンの本を読んでから、著者が自分の頭をよく見せようとするのと、著者が頭がいいのは別で、難解な表現を好んで使い著作を通じて頭のよさを訴えようとする人間はバカなんだって思うようになった。)

ということで著作をいくつか紹介。

入門編だとこれかと。山形浩生氏の約が非難されているけど、私はこの本はこの語り口でいいと思う。

クルーグマン教授の経済入門 (日経ビジネス人文庫)
Paul Krugman 山形 浩生
4532192021

最近出たこちらも好評。

格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略
三上 義一
4152089318

で、ニューヨークタイムズ紙の連載をまとめた著作がこちら。ブッシュ現職中のバリバリの時期にこの内容です。

嘘つき大統領のデタラメ経済
三上 義一
4152085398

プリンストン大学つながりで高橋洋一氏あたりがさらに元気になりそうな予感。それにしてもめでたい。

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