【J2:第8節】 千葉 vs 岡山

4月14日(日) 2013 J2リーグ戦 第8節
千葉 0 – 0 岡山 (16:03/フクアリ/8,406人)

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大きくなった竹田の背中を見て、息が苦しくなる想いをするのは私だけでしょうか?

互いに守備が売りの両チーム。試合はその銘にふさわしくスコアレスドローに終わった。キックオフ直後、岡山は前線からプレッシャーをかけ千葉を慌てさせるも、自陣でしっかり守る形に移行し、守る岡山、攻める千葉の構図で膠着した試合展開が続いた。

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岡山にスペースを埋められた千葉は、その後有効な攻め手を欠いた。特に谷澤、ジャイール、ケンペスにボールが入るとすかさず最終ラインとサンドして攻撃の芽を摘んでいった。

徐々に谷澤はポジションを下げジャイールは相手がいないサイドに押しやられ、ケンペスは愚直に同じプレーを繰り返し、自分よりも二まわりも小さな相手に吹っ飛ばされ、首をかしげながらプレーしていた。

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そうした展開のなかで、田中と米倉のサイドは相手スリーバックの裏のスペースを付き、チャンスを演出した。惜しい場面もあったが、フィニッシュの場面で、枚数が足りないなど相手ゴールを割ることなくゲームは幕を閉じた。

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引かれた相手をどう崩すか?は、もう4年も答えが出ない課題である。オーロイに象徴される高さ、深井、谷澤そしてジャイールに見られる巧さ、兵働に見られる正確さなど様々な武器を試してきたが、千葉の現在地はそうそう変わらない。

叶うものなら、特定の武器に頼った一辺倒で単調ないつもの姿ではなく、うまいことミックスして意外性という最もマネージメントできない武器で相手を崩す場面を見てみたいと切に願う。しかしヒールキック以外で。