6月13日（水） 2012 J2リーグ戦 第19節
千葉 3 – 1 鳥取 （19:03／フクアリ／7,309人）
得点者：1′ 藤田祥史（千葉）、27′ 兵働昭弘（千葉）、49′ 兵働昭弘（千葉）、75′ 実信憲明（鳥取）
「勝って当然」と言われてしまう相手に勝ちきることの難しさは、岐阜との試合で十分身に染みた。立ち上がりにラッキーな形で先制できて、あとは面白いように相手の攻撃を守備の網に引っかけ、カウンターを浴びせ続ける一方的な展開。
兵働をはじめとする人数を掛けた攻撃に目がいくが、やはり守備面での機能美に何とも言えない感動を覚える。山口智の統率によって描かれるラインコントロールは、まるで鳥の大群が宙を舞う美しさのようだった。
また、木山監督は不満を口にしたが、途中出場の町田のプレーは大変興味深かった。中学生と見間違うフィジカルながら、倒されないボディコントロール、ステップの細かく狭いエリアを抜けるドリブル、そして正確でアイデアのある長短のパス。相手が引きスペースのない局面で彼のプレーが輝く日が来れば、昇格の可能性はグッと高まるだろう。