【J2:第17節】千葉 vs 岐阜

6月2日(土) 2012 J2リーグ戦 第17節
千葉 0 – 1 岐阜 (16:03/フクアリ/10,377人)
得点者:36′ 佐藤洸一(岐阜)

P1016789

クラブ記録の7連勝を掛けた大事な試合だったが、最下位の岐阜に土を付けられてしまった。「引いた相手」との対戦は本当にやりづらい。観戦する側にもストレスが溜まる。


P1016778

「岐阜は本当にファイトしていたし、球際ではほとんどウチのボールを取っていたし、今日はウチの選手がすごくひ弱に見えました」と木山監督が語るように、前線の藤田や大事な場面でのセカンドボールの競り合いにことごとく競り負けた。試合後サポーターは審判にブーイングを浴びせていたが、それはお門違いのように思えた(失点のシーンに対するものであれば気持ちは分かる)。

P1016780

「前半から動きもなく、プレーのテンポも遅く、ちょっともうこれはイカンなという立ち上がりだったんですけど」ということで指揮官は、佐藤健太郎から勇人へ後半開始から切り替えたが、これがあまり機能しなかった。通常中盤の底で健太郎と伊藤がバランスを取ることで、伊藤の前の飛び出しや、彼らを経由したサイドチェンジで、これまで好機を演出してきたが、勇人が前に積極的に行くことでパスの選択肢が縦だけに絞られがちになり、結局縦に早いだけの単調な攻撃が続いてしまった。

P1016771

米倉、オーロイが入った後はまるで去年の試合のようで、よい気分で観戦することは出来なかったが、それでも田中や武田などがサイドをエグるトライを見せてくれて、そこに可能性を感じることができた。

P1016790

監督が語るように、前半のリズムが生まれがちな時間帯に、もう少し集中してプレーの精度を上げて得点するべきだったのだが、後の祭としか言いようが無い。しかし、サッカーは難しいスポーツですね。