【J2:第21節】 湘南 vs 千葉

7月17日(日) 2011 J2リーグ戦 第21節
湘南 2 – 0 千葉 (19:03/平塚/9,340人)
得点者:17′ 大井健太郎(湘南)、44′ 中村祐也(湘南)

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特に驚きもしない結果。首位から陥落したとはいえ、実力以上の順位にいただけなので、クラブもサポーターもほんわかした雰囲気ではなく気を引き締めて、今後の試合に臨んでいくべきだと思う。

前回のホームフクアリでの湘南との試合は、私が苦笑いしてしまうほどのホームアドバンテージが取られた審判のジャッジだったので、今日の湘南よりのジャッジについては特に異論はない。そんな中で賢く勝点を拾って欲しかったが、ジェフが自滅した結果になったと思う。

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試合の立ち上がり直後、湘南は前線から激しいプレスを掛けて来たが、茶野のグラウンダーのフィードなどで上手く相手のチェックをかわして前線に送ったボールから生まれる形で決定的なチャンスを作れていた。

最終ラインとGKの交錯から生まれた失点後、それまでのサッカーの形を続ければ追いつくのは時間の問題だったが、何故かゴールを急いでしまいボールを前に運ぶことを急いでしまい、それまで機能していた攻撃の形を放棄してしまった様にも見えた。

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ドワイト監督が猛抗議したオフサイド気味の抜け出しから生まれた2失点目以降は、完全に自陣に引く形を取った湘南を千葉はさらに攻めあぐね、ただただ時間だけが過ぎていく試合展開となった。

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この様な低調な結果に終わった理由としては、オーロイを活かせない単調な攻撃、オーロイと周囲の選手との距離&ポジショニング、相手を切り崩せないサイド攻撃、攻撃の起点になれないサイドバックなど複合的な要素が組み合わさっての事だけに、簡単には解決できない問題だと思う。

できれば夏を迎える前にクリアしたかった課題である。偶発的な要素から負けたのではなく、結果的に課題を先送りし続けたジェフの必然的な敗戦だっただけに、この日の敗北は根が深い。