【J2:第36節】草津 vs 千葉

11月23日(火) 2010 J2リーグ戦 第36節
草津 2 – 0 千葉 (17:03/正田スタ/5,351人)
得点者:59′ アレックス(草津)、72′ 尾本敬(草津)

PB235632

トップチームだけに関して言えば、1年という時間が過ぎただけだった。

勝利のみを追い求めたジェフのサッカースタイルは、ほぼ完全に1年前の状態に戻っていた。相手ボールを奪ってもすぐさまスペースの狭い状態で相手にボールを奪われてしまう。ボールにわらわらと群がり、機能美のかけらもない。指揮官の理想は、相手のフィジカルつまり高さと重さという現実に押しつぶされる。

いつもと同じ点の奪われ方。いつもと同じ負け方。11敗もしてしまえば3位になんてなれないのは明白だ。

PB235620

どうしてこうなってしまったのか。それは今期の監督に江尻監督が着任したからだ。任命したのは社長だと報道されたが、ジェフというクラブ全体の問題というのもあるが、日本サッカー界全体の「歴史の浅さ」という問題からだと思う。

新人監督に昇格と育成の「二兎」と追わせるのは土台無理な話なのだ。しかもその新人監督の着任時点の指揮官としての適正は、現在周知の事実となっている課題が既に見えていた。つまり適正は「良いとは決して言えない」というだったものにも関わらず。

PB235627

この件についてはシーズン終了後に改めて振り返りたいと思うが、クラブの現体制の功罪をきちんと見極め、特に皆が見失いがちな「功」の部分も性格に評価し、世界では100年を超えるまるで人生のようなクラブ運営という営みを続ける為に必要なことを、スクラップ&ビルドではなく、きちんと1かけらずつ積み上げていくことに私は微力ながら協力したい。