ヤマザキナビスコカップ】千葉 vs 柏

3月29日(日) 2009 ヤマザキナビスコカップ
千葉 1 – 1 柏 (16:00/フクアリ/10,442人)
得点者:8′ 新居辰基(千葉)、76′ 大津祐樹(柏)

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ジェフの選手は、幸か不幸か真の意味でFootballer になることを求められている。

1ヶ月間で3度目となる柏との試合。さすがに飽きが来ている面も否めないが、柏との試合を通してジェフのスピードは遅いが、しかしサッカーは着実に前進していることを確認できるという点で、非常に有効な相手だったように思う。

ようやく新居+ミシェウのコンビをスタメンで見ることができたが、きっちりと結果を残したことは大きい。今期のジェフの鮮明な黄色のシャツも相まって、パルマでディバイオが「解凍」された時のことを思い出した。
また、DHに採用された斎藤の次々と相手ボールを刈り取る「屈強さ」にはほれぼれするものを感じた。そして半指導者の立場でチームに関わるのかと思っていたが、彼がまだ戦力であることを思い知らされた試合でもあった。

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やっぱりボスナーが大津に寄せきれず、簡単にかわされ見事なシュートを決められたが、それ以外の局面では比較的安心して守備は見られるようになって来たのは、開幕以来着実に自分たちのサッカーが積み上げられていることを確認できたが、攻撃面での単発さ・淡白さというのは、分かってはいるものやはり何とかして欲しい。

下村や斎藤が重用されているのを見ると、ミラー監督はやはりFootball の国から来た監督なんだなと再認識させられる。監督から見るとJリーガーはやはり小粒すぎるのだろう。
ただ、斎藤、下村、巻が中盤~前線にかけて並んでしまうと、ポゼッション時にまったく前にボールを運べなくなっていたが、こういった選手たちが「何かできるようになる」という成長を監督からは求められているのだろうか、それとも監督は「捨てている」のだろうか。いずれにしても厳しい道を進むことになりそうだ。