苫米地英人といえば、私の世代ではサリン事件で、オウム信者たちの洗脳を次々と解いていった脱洗脳のエキスパートの脳機能学者であり、自分の患者であったオウムシスターズの1人と結婚した(マスコミの情報操作でそう伝えられただけで、実際は自分の患者ではなくてすでに脱会していた長女と「くっついた」とのこと)人物。
その独特の風貌と「脱洗脳のエキスパート」という肩書きから「超うさんくさい奴」としか思わなかったのですが、実際に本人が話している映像を見ると「あ、この人本当に頭が良いんだ」ということがわかってしまい、自分の中でちょっとした苫米地ブームが来ている。
天才と言われても否定しないその姿勢、すべてを超越した半端ない上目線、「俺、どうやら脳の仕組みわかっちゃったんよ」をはじめとするインタビューの中で次々と発せられる名言の数々は、嫌味がなくてある程度まで慣れてくると清涼感すら感じてしまう。脳科学者茂木評とかも超ウケます(笑)。
にしてもだ、サリン事件という舞台に苫米地教授が登場する経緯から、彼が信者の洗脳を解き、1つの隠された事実に触れることで進展を見せ始める1つの事件のくだりは、非常にスリリングでハリウッド映画顔負けのストーリー展開を見せる。
それにしても、間髪入れず苫米地氏のコメントに対して適切なフォローを入れ、また自身も際どいコメントを次々と投げかける、テレビと違いリミッターの外れた宮崎哲弥氏のすごさを初めて認識した。
一応断っておくとぼくぁ、苫米地博士に洗脳されてないっすよ。自信ないけど(笑)。
スピリチュアリズム |
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苫米地 英人
にんげん出版 2007-07-27 |
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