ナイロビの蜂

映画「ナイロビの蜂」を観た。監督が「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督だけあって、映画会社がプロモーションしているような単純な「夫婦の恋愛映画」ではない。たしかに映画の根底をしっかりと「夫婦愛」というテーマが支えているけれど、基本的にはこれはサスペンス映画である。
そして、舞台となるナイロビのスラムとそこで生活する人々、そしてアフリカの雄大な自然を「シティ・オブ・ゴッド」の監督ならではの手法で描ききった作品である。
原題の「The Constant Gardner(=オレはずっとガーデニングだけだった)」でもたしかに映画のタイトルとしては難しいけど、「ナイロビの蜂」というタイトルで相当損をしている“傑作”と言ってもはばからない作品だと思う。この作品でレイチェル・ワイズがアカデミーの助演女優賞を受賞しているのもそれを物語っている。
しかし、作品の内容に反してここまで話題になっていないと、「ある団体」から圧力が掛かっているような気がしてならない(←ネタバレです)。

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