“のっぽ”だけが取り柄だった巻が、ドイツに日本代表として行ってしまう。
2年前の“アウェイ”国立浦和戦では存在すら示せなかった選手が、いまや浦和に最もブーイングを浴びる選手になった。浦和だけでなく、他のサポーターに警戒される選手になりプレッシャーもきつくなったが、同時に愛される選手になった。
巻はジダンになれない。だけど、ジダンにないものを持っている。
確かに、華麗なシュートやドリブルを巻には期待することはできない、しかし、どんなボールであっても、「“このボールを奪われてしまうと、2度と自分はプレイできない”という想いを抱いてプレイしているのでは?」見る者に思わせてしまうほど、複数の相手選手に囲まれながら必死に自分のボールにしようとする姿には胸を打たれるものがある。
ジェフサポーターの中では有名な話だが、2003年の新加入選手会見後の懇親会にて、新加入選手の父母に対し、そのチームの監督は、
「あなたは、息子さんを“最後まであきらめずに走る子供”に育てましたか?
もしそうでなければ期待をしない方がいいでしょう。もしそうなら、私が責任を持って育てます。 」
という問いに対し、ある父母が「それだけは自信があります。」と答えた。この父母の“息子さん”の名は巻誠一郎と言い、この言葉を口にした“私”とはイヴィチャ・オシムというボスニア・ヘルツェゴビナ人である。
ただ、巻の選出はこころからうれしいけれど、阿部の不選出はつらいなあ。
ただ、まだ分からないしね。逆に巻もケガには気をつけないとダメだし。
あと、オシムは本当にメディアを使って2人をサポートしたなあ。
オシムのこんな緩んだ表情初めて見たよ。リーグ戦で優勝しないと次は見られないね。でもほんといい写真だ。
45 thoughts on “巻、ドイツへ!!”