様々なところで「今年は妄想日記を書かないんですか?」と言われたので、今年は妄想日記を書くのをやめ、真っ当に事後の日記を書くことにした。で、OL風にではないけどフジの会場内で食べたものを交えながら綴っていこうと思う。
ということで、まず初日。
2003年以来?とも言える完璧な天候のコンディション。雨の中で耐え忍ぶ?ことに慣れてしまっている為、正直ちょっと戸惑う。
会場入りしてまず朝食として苗場食堂で、白飯@300円、味噌汁@100円、豚トロ串@400円を食べる。「こんなにうまいメシひさびさ!」とかなり感動。何も手を加えられていないはずの白飯がとにかく甘く食感がいい。豚トロ串も@400円とは思えないクォリティ、都内だと1,200円ぐらいは取られそう。
食事を取った後は、グリーンの1発目のサンボマスターを見る。山口くんのメガネや髪型がプチおしゃれになっていることが気になった。3曲程度見てFOHの渋さ知らずへ向かうが、体調が思わしくなくなったので、人を避けてオレンジの捏造と贋作へ。トランペットの娘がカワイイとか思っていたら、次の畠山美由紀 with ASA-CHANG & ブルーハッツで、その方が客席に降りてきてお客のひとりとして演奏を見ていた。ブルーハッツは終始愉快でハッピーなステージだけど、「外タレをジャリの上に正座させて聴かせたい」すばらしい演奏だった。畠山美由紀の声の出もよかった気がする。
捏造と贋作とブルーハッツのの間にちょうどビッグママのハラミ串@1,000円の限定販売が始まっていたので、試しがてらに1本いただく。1,000円も納得の味。(写真がなんともウマそう)
ホワイトに戻って、何気なくthe band apart を見ていたらキレのよい演奏と、どことなく幹太さん(誰)に似ているベースの原氏の人を食ったMCと観客に眼を飛ばすパフォーマンスに見入ってしまい、結局最後まで見てしまう。
その後は、KEMURI@グリーンに行こうとも思ったのだが、今回のフジは抑え目に行こうと決めていたので、FOHのGOMA&JUNGLE RHYTHM SECTIONを軽く見て、なぜかところ天国に出て、去年雨の中で食べておいしかったワレメ天国@600円(シチュー)を食べるも、去年は中のシチューと器のパンがアツアツだったけど、ちょっと冷めた感じになっていたので、満足度は若干低下。でもおいしかった。
それで、STEVIE SALAS COLORCODE の濃密なギターリフを程よく味わった後で、念願のJARVIS COCKER へ。パフォーマンスはもう最高!!伝説のくねくねダンスのキレは抜群で、想像以上にヴォーカルの声も出て、Do you remenber first time ? や Disco2000 や Common People は演らなかったけど、ブリットポップ時代一種の陶酔していたアーティスだっただけに感動のステージだった。
ちなみに、衣装も一見やる気がない(まるでNHKののど自慢出演者の様な素人オーラ)ものの、ダサいようで実はレベルの高いシャツや、袖で母親と一緒にジャーヴィスのステージを眺めている2人の娘を含めて、すべて最高だった。ちなみに、翌日ホワイトでこれまたおしゃれな日傘をさしながら、上の娘と2人で散歩しているジャーヴィスに遭遇したが、フジを気にってくれたみたいでうれしかった。次はパルプとして、ぜひ!!
その後は、KINGS OF LEON の骨太なロックパフォーマンスをグリーンの柵の中で堪能し、続いてのMUSE はウェンブリースタジアムでの公演を2日間成功させただけあって、以前のライブよりも更にスケールが大きく、ヘッドライナークラスのパフォーマンスを披露してくれた。というか実質ヘッドライナーだっただろう。
MUSE のステージが終わる間際に足早にグリーンを後にし、ホワイトのTHE JOHN BUTLER TRIO へ。アコギ一本で物凄い音圧を繰り広げる圧巻のパフォーマンスに感動し、バンドセッションでは歓喜を爆発させた。本当にこの日はこれまでの流れは完璧で、ステージの充実度については自分史上最高の組合せだった。ちなみにこの後、アヴァロンでタイラーメン@500円をいただくが、暗すぎて写真撮れず(笑)。
この日の締めは念願の初来日のGROOVE ARMADA 。ずっと待ち焦がれたアーティストだっただけに、新作からの曲を中心に組まれたセットリストは物足りないものがあったが、パフォーマンスとしてはこの日の締めにふさわしい内容だった。
レッドマーキーへ向かうと12時も近いのにグリーンではTHE CURE がまだ演奏を続けていて驚いたが、ロバート・スミスの巨漢ぶりとヅラだということが分かってかなり残念だった。ヴィジュアル系は大変だ。さて23年後本当にやってくるのだろうか。
この後は、レッドマーキーでハイファナ を見てメタモでのパフォーマンスの方がよかったなどと想いながら、白天で博多ラーメン@500円+トッピング2種@200円を食べて初日は会場を後にした。(白天は御天で修行した店主がやっている店だったのか)
正直、アーティストのラインナップ的には猛烈に期待できるものではなかったものの、実際に参加してみると、どのアーティストのパフォーマンスが素晴らしく、ハズレがなかったことに驚いた。音楽は名前やメディアの評価じゃなく、実際のパフォーマンスなんだということをスマッシュに改めて教えてもらった気がする。本当に満足した1日だった。
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