【J1:第10節】千葉 vs 柏

5月3日(土) 2008 J1リーグ戦 第10節
千葉 0 – 1 柏 (16:03/フクアリ/14,103人)
得点者:37′ アレックス(柏)

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前半は完全に沈黙。シュート0という結果がすべてを物語っている。サイドバックに斎藤を起用し、その1つ前のポジションに新居を置いてしまったことで、縦・前への意識のない斎藤、縦・後への意識のない新居がそろってしまい、相手選手に高いポジショニングを取られてしまうことで、まったくもって自由に攻められてしまった。本来新居は相手サイドバックにプレスを掛ける責務を負い、斎藤は上がりを見せることでサイドバックとしての責務を果たすのだが、最悪の結果を招いただけだった。確かに「大久保でさえ守備をする時代」に守備の責務を放棄し、半ばやけくそにプレーする新居には問題があるだろうが、斎藤をサイドバックとして起用した指揮官に問題があるとしか言い様がないのではないか。

前半の終盤になって巻が味方選手にもっと前線からプレスを掛けるように叱咤していたが、あれは当然で、巻ひとりがプレスを掛けたとしても、連動してサイドや1つ後ろのポジションの選手がパスの行き先を抑えなければ、巻を単に見殺しにしているだけである。

そもそも、ゲーム中にも巻が味方を鼓舞する姿をよく見るが、本来あれは然るべき役割の選手がやるべきことだと思う。その選手はプレーに完全に迷いが出てしまって、見ていてつらくなってしまった。ボールを受ける前に出し先をイメージする、そのことが出来ない。ともかく味方の選手を信じられなくなって、走れなくなりパスも出せなくなりプレーもできなくなっている。

監督辞任の話も出てきたが、諦めてしまうにはあまりにも気が早い。とにかく自信を取り戻すというより1度過去の失敗を忘れ、相手の裏をかく危険なプレーを心掛けるようにしてほしい。

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