気がつけば7月も終わりに近づいているの、6月、7月分をUP。
私には分からなかった。なんでだろ。いい・わるいというより分からなかった。
評価を下すのは難しいのだけど(まあ評価を下せばいいのかという問題もあるし)、M2のブレーメンはとてもいいことは確か。ビートルズのSgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band に流れている空気がちょっとだけ似ている。ブレーメンはいい。
ケミカルの新作。「ニューレイヴ」なるムーヴメントの大波が来ている中、本家のケミカルは求道的な音作りに邁進している。ロッキン・オンの「あらゆる遊びという遊びを知り尽くした人間が落ち着いた小料理屋に落ち着く姿に似ている」という表現が見事に言い当てている。
Psyence Fiction が時代を捉えた金字塔だっただけに、今作に対しては「果たして?」という懐疑的な目を向けることしかできなかったけど、蓋を開けてみればPsyence Fiction と比較するとインパクトには欠けるけど、これまたバランスの取れた良作に仕上がっていた。
M3 Hold My Hand で、David Bowie のTVC15のメロディーが流れるところが一番のハイライト。
アコギの伴奏だけで歌われる作品。初期のポート・オブ・ノーツと同じ空気が流れている。このやさしくやわらかい歌声がもう一度聴けてうれしい。季節柄避暑地に似合う作品。
硬派なギター音を何層にも重ねる以前と違わぬ音づくり。安心して聴くことができる。ちょっとだけ中毒性があるのがいい。