先月、「おもしろい音楽がない」と言ったものの、年末ということで各誌の「2008年のベスト・アルバム」の季節でして、初心にかえりましてそれぞれの記事をチェックして気になったものを購入したところ、「嗚呼、やっぱり天才はいるっていうか音楽は歩みを止めていないんだな」と前向きな気持ちになった作品を手にすることができました。
まあ、今までであればこういう作品をリアルタイムにチェックできていないことを恥じていたのですが、もう疲れたので(笑)、気にせずマイペースで行きたいと思います。というかAmazon.com の輸入版が円高ですごい値段に(汗)。新譜が1枚1,000円切ってますよ・・・。
1つひとつの音は、テクノポップの頃から使い古された音だけれど、それを実にユニークでオリジナルを感じさせる配列に並び替えて提供することで、「新しい」音楽を作り出すことに成功していて本当におもしろい。「最終節だけボーカルが欲しいな」と思っていたら、スッとボーカルが入ってきて涙が出そうになりました。スヌーザーが2008年の1位に選ぶのも納得。
Nights Out
Metronomy
ビーチ・ボーイズに多大な影響を受けた、まるで60~70年代の作品のようなアルバム。構造的に重なり合うフォークギターの音と、ビーチ・ボーイズよりちょっと男らしいけど幻想的なコーラスは、非常にスケールの大きな楽曲としてボクらの前に姿を現す。個人的には今年のベスト・アルバム。
Fleet Foxes
Fleet Foxes
MGMT – Time To Pretend (Youtube)
NMEの2008年ベスト・アルバム。グラム好きには思わず笑みがこぼれてしまう。サマソニに来ていたのですね。さすがですサマソニ(棒読み)。
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