山形浩生氏が表参道ヒルズをこき下ろしつつも、裏通りを褒めていたのが気になって、写真を撮りに行って来た。
全体に安藤忠雄のかけらもない感じで、あんた何してたの? ただ、唯一見るべき価値があるのは裏通り。裏は思いっきりコンクリうちっぱなしで、対面にある別の安藤建築とうまく調和して、ついでに学校ともちょっと連続した感じでうまく町並みっぽいものが形成されている。惜しむらくは、裏は通路や階段がメインで、いまいち訴求力が薄いんだが、まあ仕方ない。その分人通りも少なくて吉。表参道ヒルズではなく、裏参道ヒルズと呼ばれるべきでしょう。
たしかに山形氏が述べるように、裏側はまさに安藤建築。安藤建築特有の緊張感が存在を主張しすぎることなく、街並み、特に、中学校と一体化しています。
山形氏が言うように“オモテ参道”側は、たしかに「え?」と思うデザインですが、まあこれは安藤先生曰く数年後にはツタが伸びて、以前と同じ建物の風貌を見せるという話なので、さほど気にする必要はないかと。
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