【J1:第28節】 甲府 vs 千葉

10月6日(土) 2007 J1リーグ戦 第28節
甲府 0 – 1 千葉 (16:05/小瀬/14,037人)
得点者:89′ 青木孝太(千葉)

PA064211
PA064212

「諦めたらそこで試合終了だよ。」という試合。最後のワンプレーまで諦めなかった選手達に感服。

ようやく秋らしく非常に過ごしやすい気候になった上、都内と違って甲府は空気が澄んでいて、サポーターにも選手にとっても最高のコンディションでの試合となった。
しかし、前節甲府が不可解なジャッジを受け2名の退場者を出した影響なのか、岡田主審は行き過ぎなホームアドバンテージを取り、全くジェフはリズムを作ることができなかった。甲府の選手のハードチェックには全く笛を吹かないものの、ジェフの選手がハードチェックに行っただけでカードを出され、しまいにはペナルティーエリア内で倒れただけの青木に対してシミュレーションのイエローカードを出し、選手達のフラストレーションは最高潮に達していたと思う。

PA064248
PA064239

甲府は中盤で激しいチェックを行いジェフを全く自由にしなかった。特に前回の対戦でもそうであったように混戦の状況から上手く抜け出し、フィニッシュまで持っていく展開が効果的に効いていた。一方でジェフは、前半特にリズムを作れず、また悪い時期の最後のプレーが大胆になれず、チャンスは築くも非常にゴールが遠かった。

ただ、相手のチャンスの場面で非常に落ち着いて対応する水本や効果的なプレーを披露する比率が高くなった工藤、悪い時期全く見られなかった水本・斎藤・中島の最終ラインの選手と勇人がフィニッシュまで結びつけるオーバーラップを幾度となく見せるなど、ジェフの前向きなプレーを継続して見ることができたので、最後まで希望を捨てずに試合を見守っていた。

PA064226
PA064221

試合終了間近になると甲府の選手達の足が完全に止まり、何度と繰り返される水野のコーナーキックを始めジェフのチャンスが続いたが一向に得点できる気配を感じなかったが、ロスタイムの最後のワンプレーで見事に、レイナウド・勇人・青木が地味ながら価値あるゴールを決めてくれた。

PA064232
PA064231

今日はジェフは「勝っていい日」ではなかったが、それに打ち勝って勝利を手にしてくれたのは何よりもうれしい。連勝記録はあくまでもおまけだと思う。