去年はドイツW杯後、ほとんど日本代表の試合を観ることができず、年が明けてから日本でのサウジ戦を見ると思ったよりオシムサッカーが形になってきていたので、ちょっとオシ爺の姿も見たくなったこともあり、代表戦を観にいってしまった。
後半の早い時間でコンディションの問題で相手がほとんどプレスを掛けてこなくなったこともあり、ゆるい試合展開になってしまった。前半日本が自由にプレイできていない時間にセットプレイから得点していなければ違った試合展開になったかもしれない。
監督が言うように、1人ひとりの選手がチームプレイではなく、自分のアピールの為のプレイに走りがちになってしまい、サウジ戦よりはチームとしてのダイナミズムが若干後退してしまったかもしれない。まあジーコ時代に比べると格段な違いなんだけど。
阿部がやっぱり攻守の切替を実にスムーズに行なって、いたるところに顔を出していたけれど、遠征の疲れか判断の面でミスが多くピンチを招いていたので、やはり1番最初に交代させられた。高原は中盤によく顔を出しポスト役をこなし、ディフェンスも献身的に行っていた、逆に巻は相手ディフェンスの裏を狙うポジショニングと、あまり積極的にプレスにいかない姿は、「押さえているのかな?」と思わせるほどだったが、時間が経つにつれ、お互いに本来の役割に自然と戻っていった。巻はちょっとずつコンディションが上がっているのか、徐々にらしさが見えてきてよかった(ヘディングでのパスとか)。水野は本人も言うようにいつもの水野だった。
それにしても、気が付くと巻、阿部、羽生、水野そしてベンチには水本とオシ時爺といったいどこのチームの試合を見に来ているのかわからなくなった(笑)。