ちょっと変えない?NBP

連日、球界再編騒動が連日マスコミを賑わしているが、交流戦だとか、2小太り社長だとかの話は基本的にはどうでもよくて、個人的には、今後を見据えてプロ野機構(NPB)を中心としたブランディング展開をしっかりとやって欲しいと切に願う。
放映権の均等分配などという話にも一部関係してくるし、プロ野球だけじゃなくてJリーグにも一部同じことが当てはまるんだけど、例を挙げるならば、NBAというよりWWEぐらい機構を中心とした展開ってやつが、今求められるべきなんじゃないんだろうかなんて思ったりする訳なんですよ、奥さん!
別に、「八百長をやれ!」と言っている訳ではなくて、“もっとカンタンに楽しめるように、シンプルな構造を際立たせるべきじゃないのか”、っていう提案なんですけどね。
基本的に、競技型のスポーツを楽しむためには、各人にとっての「主人公(自分のチーム)」をまず確立することが大切なのだが、(だからJリーグは初期のブームが去った後、いったん下火になったのは言わずもがな)、その後、如何にして人々を引き続けるのか、または、「新規ユーザー(特に若い人たち)」をどうやって獲得する&球場に足を向かわせるのか、において前述のNBAというかWWE的な展開が必要なってくるはずだというのが、そもそものなんたらという話だ。
つまりは、「主人公と敵役」の構図、「よいライバルがいるから主人公が引き立つ」という、まあ典型的な“少年ジャンプの世界”的な演出にもっと意識的になって欲しい、さらにそれをユーザーの方に投げっぱなしにするんじゃなくて、サプライヤー側が意図的にコントロールするべきでは、というよりむしろ“はやくやれ!”という話である。
(と意気込んでみるも、新規獲得じゃなくて離脱防止策ってのは重々分かってます。)
これまでは、「読売 対 その他大勢」という図式でプロ野球の歴史は・・・云々、と言うわけで、まったくその考えがなかったわけではないのだが、ま、ぐるっと2004年のいまを見回してみて、読売だけでこれ以上パイを広げるぐらい牽引するのは、もういっぱい×2なのは明白だろう。(だからと言って弱けりゃいいという話では決してない。強くなければならないし、そりゃもう絶対。)
そうしたときに、既存のメディアにおいては、他スポーツ&なにより“2軍で活躍するメジャーの日本人選手”にさえ枠を奪われて、日々その伝播力を失っているし、各ローカル局においては、基本的に自分とこのチームの選手しか紹介しない、というよりできない。
ということで、プロ野球機構を中心に「www.nba.com」をやれい!というのが、ここまでぐだぐだと20分ぐらいで書けるだろうと思って書き始めたら4日ぐらい書く羽目になって、いまだにできないここで言いたいことです、ハイ。
NBA(www.nab.com)で具体的に何が行われているのかと言うと、
 ・NBAという傘(ブランド)の下で全チームの情報を提供
 ・同様に、各球団の情報を平等に提供・報道
 ・同一サイトのなかで、同じフォーマット(エリア規定、ナビゲーション)で展開
ということで、1球団にコミットした形で情報を提供しているのではなく、あくまでも「NBA」として横断的に情報を提供していることが分かる。でも、はっきり言って「たかだかこんな程度の話」だ。でも、この「横断的」って言うのは結構デカイ。
一方日本のプロ野球はこんな感じだ。
プロ野球機構
巨人
阪神
中日
ヤクルト
ダイエー
日ハム
Jリーグもこの辺はちょっとしか分かっていない。
磐田
市原
横浜
浦和
鹿島
※ソネットがいい加減なことをやっているのがムカつく。>市原、横浜、あと鹿島
※こういう「タダだから」っていうので大きなモノを失っていることに早く気づいて欲しい。
みんな「おらが村」状態。でも、UEFAなぜか分かっている。もう手を打っている
基本的に、プロ野球のなかでファンの奪い合いはそれほど致命的ではないし、あまり起きないので、NBA的な展開を行うハードルはほとんど見当たらない(誰を金を出すのか以外、そこが問題だけどね)ので、その気になればすぐにでも取り掛かれるはずだと思うんだけどね。どうだろう。
ともあれ、NBAのサイトは、サイトが立ち上がった96年ごろからほとんど変わっていないことを目の当たりにすると、当時の完成度っていうのはものすごいモノがあったと、改めて思った。

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