ジェフ千葉の残留と降格を分けたもの 前篇に続き2009年シーズンのジェフユナイテッド千葉を振り返ります。前後編で考えていたのですが、まとまりきらなくて上中下の三編とさせていただくことにしました。
Tag: 2009年シーズン
ジェフ千葉の残留と降格を分けたもの 前篇
2009年ジェフユナイテッド千葉は、最下位の18位という成績でシーズンを終えた。そして、日本リーグ古河電工時代を含めて初めての2部落ちを経験することになった。
何故2008年に苦しくそして悔しいシーズンを過ごし、最後の最後残り15分で奇跡を起こして残留を果たしたにも関わらず、その翌シーズンに最下位で降格という残念な結果に終わってしまったのか、そして何故「去年できたことが今年できなかったのか」といことを自分なりに整理しておきたいと思う。
【J1：第32節】千葉 vs Ｆ東京
試合前、斎藤選手の試合後のガッツポーズ＆笑顔をリーグ戦で久しく見ていないことをさびしく思い、彼の現役生活はそう長くないことを考えると、ただ純粋にあの笑顔が見たいと思った。
【第89回天皇杯4回戦】岐阜 vs 千葉
11月15日（日） 第89回天皇杯4回戦
岐阜 1 – 0 千葉 （13:00／熊谷陸／3,569人）
得点者：44′ 吉本 一謙（岐阜）
今日勝ちを手にして勘違いしたまま来期を迎えるよりも、自分たちの戦いの場がどのような場所であるのかを知ることができたと言う点で、今日の結果は何故だか自然に受け入れることができます。
【J1：第31節】川崎Ｆ vs 千葉
11月8日（日） 2009 J1リーグ戦 第31節
川崎Ｆ 3 – 2 千葉 （15:03／等々力／18,470人）
得点者：35′ 工藤浩平（千葉）、55′ レナチーニョ（川崎Ｆ）、70′ レナチーニョ（川崎Ｆ）、88′ 和田拓三（千葉）、89′ レナチーニョ（川崎Ｆ）
この1年の失敗はもう2度と忘れないが、切り替えて前を向いてもう一度一歩ずつ歩みを前に進めよう。自らが歩みを止めない限り、もう一度あの高み、そしてさらにその先にまで至ることができるはず。
【J1：第30節】鹿島 vs 千葉
「パスの質」を高める為のインテリジェンスがこのチームにはやはり足りない。
【第89回天皇杯2回戦】千葉 vs ホンダ
10月12日（月） 第89回天皇杯2回戦
千葉 3 – 0 ホンダ （13:00／フクアリ／5,456人）
得点者：49′ 巻 誠一郎（千葉）、62′ 和田 拓三（千葉）、81′ 新居 辰基（千葉）
なんとなく懐かしい雰囲気の中での試合。
2カテゴリも下の社会人相手の試合だが、無事勝利を収めることができてうれしかった。昔は当然のようにあった大量得点での勝利も懐かしい。巻の不恰好なゴールもあったし。
米倉の強引なドリブル突破は相手がアマチュアとはいえ目を見張るものがあった。最後、久々に公式戦での姿を見た金沢の出場もうれしかったし。
いずれにしても勝利はうれしい。ただ今のジェフが置かれた立場では必要なのは天皇杯ではなくリーグ戦での勝利。肩肘を張る必要は無いが今はただ選手にはそれだけを実現してもらいたい。
【第89回天皇杯2回戦】 柏 vs JEFR
10月11日（日） 第89回天皇杯2回戦
柏 0 – 0（PK 4 – 2）JEFR （13:00／柏の葉／3,432人）
J1で残留争い中の柏レイソルとJFL9位のジェフ・リザーブスの一戦。ジェフ・リザーブスが柏レイソルに勝てばジャイアントキリングとなるこの試合、GK大河原の活躍と一発勝負のトーナメント戦の怖さもあって柏には苦しい試合となった。
【J1：第28節】浦和 vs 千葉
とにかく言葉が出てこないというか言葉に困るというか。
やはり菊池は獲っておくべきだったとか、アレックスはどうしてしまったのかとか、ボスナーはどうしてしまったのかとか、来期を見据えて米倉、益山を使うべきだとか、坂本のコンディションが見ていて痛々しい状態になっているとか、中盤・前線でボールをキープできない問題だとか色々あるけど、まずは1勝を挙げてほしい。
【J1：第27節】千葉 vs 山形
9月26日（土） 2009 J1リーグ戦 第27節
千葉 1 – 2 山形 （19:03／フクアリ／14,602人）
得点者：26′ 長谷川悠（山形）、71′ ミシェウ（千葉）、73′ 北村知隆（山形）
個々の選手の責任感がかえって悪循環をもたらす現実の残酷さ。
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