巻は「ちびっ子」だらけのジェフの中で「のっぽ」だけが取り柄な選手だった。
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巻 誠一郎 2008年挨拶
1人、また1人と主力選手がチームを去る中、巻だけが残ってくれた。
巻誠一郎の看過される才能
巻誠一郎といえば、体を張った献身的なプレイ、体ごとボールに向かっていく姿勢、「利き足は頭」というヘディングの技術など、比較的地味な特長が目立つが、実はボレーも日本代表レベルの技術を持っているんじゃないかと思い出してきた。
巻 6.0
巻の正しい見守り方
【ワールドカップイヤー特別コラム: 巻誠一郎(千葉)】
ワールドカップの代表メンバー入りを実現させた『ONE FOR ALL』のプレー[ J’s GOAL ]
最近ようやく巻フィーバーも落ち着いてきたところで、「巻の正しい見守り方」というテーマで1本書こうと思っていたのですが、赤沼さんのレポートが素晴らしかったのでご紹介。
巻は本当に、本当に下手だけど、気持ちでなんとかしてしまう姿、それは本当に「日本を代表する」プレーだから、それがテレビでも伝わってくるといいな。テレビだとボールを持った・競った時の姿しか映らないけど、そのポジションに掛けつけるまでに全速力で走った距離、ボールを自分のモノにするための動き(カラダの張り方)、ボールを味方選手に渡した後の連続性のある動き、その運動量だけは見ているこっちが「もう止めとけ」と思うほどで、それがわかってもらえたら「巻は久保の代役ではない」ということを理解してもらえると思う。
「あきらめない」という言葉はよく耳にするけど、巻(というかジェフの選手)の「あきらめない姿」は、本当にそれだけで胸をうつから、こんな選手がJの舞台で必死にプレーしているんだよ、ということが伝わって、1人でもスタジアムに足を運んでくれればうれしいですよね。
巻、ドイツへ!!
あれは巻のゴールではありませんが
【キリンカップサッカー2006 日本代表vsブルガリア代表 】試合後の巻誠一郎選手(千葉)コメント
「あと1本取れた。ああいう展開だからもっと決定力が必要かな。ゴールシーンは最終的にディフェンスの足に当たった。もう1点取っておけばよかったけど。でもちょっとでもコースを変えるポジションニングを取っていた。よくそういう形で打っていたし、来ると思った。しっかり準備をしていた。次もチャンスをもらえると信じている」
本人も認める通り、前の相手選手に当たったボールが、巻の股間を抜けて、後ろの選手の左足に当たって入ったオウンゴールですけど、相手のミスを誘ったゴールであることは間違いないわけですし、最初の相手選手に当たったボールに反応できていたことは評価できると思います。
あと2点は取れる局面があっただけにかなり心残りがありますけど、次のチャンスがあることを信じて今はただただ祈るばかりです。巻にせよ阿部にせよ4/26(水)のヤマザキナビスコ杯の広島戦から数えて、ここ2週間で5試合目だということを考えると頭が下がるばかりです。
特に阿部に関しては、チャンスをもらえた機会が遅きに逸した感が強くて、ちょっと悲しくなってしまいました。あと、村井のケガが軽症でありますように。
それにしても最終ラインは気が緩みすぎ(緊迫感・危機感が感じられないプレーが目立ち)で腹立たしいものがある。不可解なのは、左サイドをえぐられた時になぜ中澤が行かなきゃいけないのかちょっと理解しづらい。阿部や村井のサイドなので、彼らがプレスを掛けに行く場所なのですが、2人とも「物理的に可能であればプレスを掛ける」タイプ(むしろ行き過ぎ)なので、その他の選手に問題があったような気がしてならないですね。