巨人軍論 / 野村克也

すべてのアンチ巨人の代論。
時折、野村監督の「オレってすごいかも」というプチ自慢が挟まれるのが多少鼻につく部分はあるが、それを差し引いても面白い。
なんというか今の日本の縮図が巨人に現れている気がする。「方程式」に目が行き過ぎていて、「方程式」を実行することだけにすべてが集約してしまっている、というか。「方程式どおりにやったのだから、オレは悪くない」という優等生のメンタリティ。それを今の巨人にはすごく感じる。
それはさておき、自分がリアルタイムで体験した強い巨人というのは「藤田巨人」しか知らないのですが、早くあの頃の対戦するのもイヤな巨人に戻ってもらいたいものです。
そうなったらそうなったで後悔しそうですが(笑)。

Chaos and Creation in the Backyard

ポール・マッカートニーの「Chaos and Creation in the Backyard」がいい。
ポールのアルバムも買うのは初めてだし、ビートルズに対しても、深くは聞き込んでいるものの「青版」と「ホワイトアルバム」しか持ってない程度なのだが、このアルバムの“立ち位置”の潔さが非常に心地よくて、最近異常にヘビーローテしてる。

ロッキンオンの記事を読んでみるとプロデューサーのナイジェル・ゴンドリッチの「砦に篭らせない」手腕がいかに見事だったのかがわかる。たしかに、世の中攻めてるようで守りに入ってるニンゲンは多いな。ポールもよく耐えた、って感じ。むずかしそうだけど、自分もそうありたいなと思う。

ボウイをずっと追いかけていることもあって(ボウイもうまくやっている方のアーティストだと思うけど)、「大御所」と周りから呼ばれるアーティストがどのように「キャリアの終盤」をふるまうのかを注目して見てるけど、たいていは「砦」に閉じこもって自分に居心地のいいやり方で商品を出荷しているのに対して、まったくと言っていいほど興味のなかった人間がここまで傑作と思えるほどの作品を残せる例ってあまりない気がする。さすがです。

京都スーベニイル手帖 夏秋編

本日街の本屋に行きましたら、沼田元氣氏の「冬春編」に続く、「京都スーベニイル手帖 夏秋編」が売っていましたので、思いがけない出会いに戸惑いながらも購入させていただきました。

今回もモデルの女の子がとってもステキです。
しかし、水着の写真が1枚あるのが、どう考えても冬の時期に撮影したものであることを考えると、とってもかわいそうに思えてきました。でもステキ。

来週末の親子水入らずの万博見学の後に、京都に寄って行こうかと思って、何気に宿を予約しているのですが、上司に「休む」と言っていない。いつ言おう(汗)。(まあ、次に万博に行く時でもよいのだけどね。)

エアロスミスがいい!

エアロスミスのニューアルバム「HONKIN’ ON BOBO」がメチャメチャにいい!
そもそも初めて集めた洋楽アーティストがエアロスミスだっただけに、たしかに思い入れのあるアーティストなのだが、ご存知のように「GET A GRIP」以降のバラード路線(つーか「ANGEL」からか)に辟易していて、自分の中では終わってたアーティストになっていた。
そ・れ・が、今作では70年代の黄金期を彷彿とさせる音作りが、25年ぶりに再現されている!本当に感動(泣)。そうそうこの「けだるいワル」な感じがたまらないのだ。ギターもこのテキトーな感じがスゲーいい。プロデューサーもジャック・ダグラスだ!なつかしー。コアな音楽ファンに本当にオススメです。Bzファンにはちょっとむずかしいかなー(笑)。
ちなみに個人的なエアロのオススメは、「Live Bootleg」です。初期のベストって感じで聞けるし、当時のライブ感が真空パックでCDに密封されてます。